「美味しいご飯を炊きたいけれど、ストウブと土鍋、一体どっちを選べばいいの?」そんなふうに悩んで、購入へ踏み切れずにいる方は意外と多いのではないでしょうか。
実は私も、かつては毎日のように両者の違いや評判を検索しては、決めきれずにモンモンとしていた一人です。
安い買い物ではないですし、長く使うものだからこそ、自分の暮らしにぴったりの相棒を見つけたいですよね。
この記事では、私が実際に使ってみて感じたそれぞれの魅力や、選び方のポイントを余すことなくお伝えします。
- ストウブと土鍋の決定的な違いとそれぞれの特徴
- 毎日のご飯がより美味しくなる炊飯の仕上がりの比較
- 長く使い続けるための手入れのしやすさと耐久性
- あなたのライフスタイルに最適な鍋の選び方
ストウブと土鍋はどっちがおすすめ?違いを徹底比較

まずは、ストウブと土鍋の基本的な性能や特徴の違いについて、詳しく見ていきましょう。
どちらも「ご飯が美味しく炊ける」「煮込み料理が得意」といった共通点はありますが、材質や熱の伝わり方、そして日常での使い勝手には大きな差があります。
それぞれの得意分野を知ることで、自分が求めている機能がどちらに備わっているのかが明確になるはずです。
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炊飯の味と仕上がりの違い
ご飯の炊き上がりに関しては、正直なところ「好みの問題」が大きいですが、明確な傾向の違いはあります。
土鍋、特に伊賀焼などの多孔質の土鍋で炊いたご飯は、遠赤外線効果でお米の芯までふっくらとし、噛むほどに甘みを感じる優しい味わいが特徴です。
水分調整をしてくれるので、べちゃっとなりにくいのも魅力ですね。
一方、ストウブで炊いたご飯は、高い気密性によって蒸気を逃さず圧力がかかるため、お米一粒一粒が立った、もちもちとした食感に仕上がります。
「しゃっきり」とした粒感を楽しみたいならストウブ、「ふっくら」とした優しさを求めるなら土鍋といったイメージでしょうか。
私はカレーや丼ものの時はストウブ、和食でご飯そのものを味わいたい時は土鍋、というふうに気分で使い分けることもあります。
手入れのしやすさと耐久性

毎日のことだからこそ、お手入れのしやすさは非常に重要なポイントですよね。
ここに関しては、個人的にはストウブに軍配が上がると感じています。
ストウブは「エマイユ加工」というガラス質のコーティングが施されているため、洗剤を使ってゴシゴシ洗えますし、匂い移りもほとんど気になりません。
カレーを作った翌日にご飯を炊いても平気なんです。
対して土鍋は、急激な温度変化に弱く、洗剤が染み込む恐れがあるため使い終わったらすぐに洗ってしっかり乾燥させる必要があります。
完全に乾かないまま火にかけると割れてしまうリスクも。
「ちょっとズボラかな」という自覚がある私のようなタイプには、頑丈なストウブの方が気楽に付き合えるかもしれません。
IHとガス火への対応状況

キッチンの環境によって、選択肢が大きく変わるのがこの点です。
基本的に、ストウブはIHクッキングヒーターとガス火の両方に完全対応しています。
引っ越しでキッチンの熱源が変わってもそのまま使い続けられるのは、大きな安心材料ですよね。
一方、伝統的な土鍋の多くはガス火専用です。
最近ではIH対応の土鍋も増えてきましたが、底面にカーボン加工がしてあったり、専用のプレートを入れる必要があったりと、種類が限られてしまいます。
「今はガスだけど、将来IHにするかも」という可能性があるなら、熱源を選ばないストウブを選んでおくと後悔が少ないかもしれません。
料理のバリエーションと汎用性

一つの鍋でどれだけ幅広い料理が作れるか、という「汎用性」も鍋選びの鍵を握ります。
ストウブの最大の特徴は、その気密性を活かした「無水調理」ができること。野菜の水分だけで煮込むカレーや肉じゃがは、素材の旨みが凝縮されて絶品です。
また、蓋をしたままオーブンに入れられるので、パンを焼いたりローストチキンを作ったりと、料理の幅がグンと広がります。
土鍋も煮込み料理は得意ですが、無水調理は苦手ですし、炒め物や揚げ物は基本的にNGです(一部対応のものもありますが)。
ただ、土鍋には「食卓に置いた時のほっこり感」という唯一無二の魅力があり、冬の鍋料理やお粥にはやっぱり土鍋が似合いますね。
価格帯とコストパフォーマンス
お財布事情も無視できない要素です。
一般的に、ストウブは鋳物ホーロー鍋という性質上、価格は高めです。
人気の20cmや22cmサイズだと、定価で3万円前後することもあります。
ただ、耐久性が非常に高く、丁寧に使えば「一生モノ」として孫の代まで受け継げるほどなので、長い目で見ればコスパは決して悪くありません。
土鍋はピンキリですが、ホームセンターで数千円で買えるものから、作家ものの数万円するものまで様々です。
手頃な価格で始められるのは土鍋のメリットですが、割れて買い直すリスクを考えると、トータルコストはどうなるか難しいところ。
初期投資を抑えたいなら土鍋、長く愛用する道具として投資するならストウブ、という考え方もできます。
重さと扱いやすさの比較
ここがストウブ最大のネックかもしれません。
ストウブは鉄の塊なので、とにかく重いです。
22cmのラウンドで約4kg弱あります。
洗う時や棚から出し入れする時に「よいしょ」と気合が必要です。
女性やご年配の方だと、この重さが億劫になって使わなくなってしまうケースも聞きます。
土鍋も軽くはありませんが、ストウブに比べれば扱いやすい重さのものが多いです。
ただ、土鍋は衝撃に弱く「ぶつけたら割れる」という緊張感を持って扱う必要があります。
「重いけれど頑丈」を取るか、「軽めだけれど繊細」を取るか、実際に店頭で持ち上げてみて、自分の許容範囲を確認することを強くおすすめします。
ストウブを土鍋の代用品として使うメリットとデメリット

「土鍋のような使い方もしたいけれど、物は増やしたくない」という方にとって、ストウブが土鍋の代わりになるかどうかは気になるところですよね。
結論から言うと、ストウブは土鍋の代用品として十分に、いやそれ以上に活躍してくれます。
ただ、やはり素材の違いによる向き不向きはありますので、その具体的なメリットとデメリットを深掘りしていきましょう。
おでんや鍋料理はストウブでも美味しくできる?
冬の定番、おでんや鍋料理。ストウブでも全く問題なく、むしろ美味しく作れます!
鋳鉄の高い蓄熱性のおかげで、一度温まると冷めにくいので、卓上コンロに移しても熱々の状態を長くキープできるんです。
特に大根などの根菜類は、ストウブの余熱調理効果で味がじっくり染み込み、箸がスッと入る柔らかさに仕上がります。
鍋料理をする時のコツ
ストウブは深さがあるタイプ(ココットラウンドなど)だと、具材が沈んで取りにくいことがあります。
鍋料理をメインに考えるなら、浅型の「ブレイザー」というシリーズが土鍋に近い形状で使いやすいですよ。
おしゃれなデザインで食卓を華やかに演出
ストウブの大きな魅力は、なんといってもその洗練されたデザインです。
キッチンに置いてあるだけで絵になりますし、そのまま食卓に出せば一気にカフェのような雰囲気になります。
カラーバリエーションも豊富なので、自分のキッチンのテーマカラーに合わせたり、差し色として明るい色を選んだりと、選ぶ楽しみもありますね。
土鍋の「和」の雰囲気も素敵ですが、洋風のスープや煮込みハンバーグなどを入れた時は、やはりストウブの方がしっくりきます。
「和洋中問わず、どんな料理もスタイリッシュに見せたい」という方には、ストウブのデザイン性の高さは大きなメリットになるはずです。
無水調理ができるストウブならではの魅力
これは土鍋には真似できない、ストウブならではの代用メリットです。
例えば、白菜と豚肉の重ね蒸しを作る時、土鍋だと焦げ付き防止のために多少の水や出汁を入れる必要がありますが、ストウブなら野菜から出る水分だけで蒸し上げることができます。
水で薄まらない分、素材の味が濃厚に感じられ、調味料も少なくて済みます。
「鍋料理=水炊き」という概念を超えて、「蒸し鍋」や「ロースト」といった新しい鍋料理の楽しみ方ができるのは、ストウブを導入する大きな利点と言えるでしょう。
持ち手が熱くなる点には注意が必要
ストウブを土鍋代わりにする際の最大の注意点は、「持ち手も蓋の取っ手も猛烈に熱くなる」ということです。
土鍋の持ち手は素手で持てる温度のことも多いですが、ストウブは鍋全体が鉄なので、加熱中は絶対に素手で触ってはいけません。
うっかり触れて火傷をしてしまった、なんて失敗談もよく聞きます。
食卓に出す際は、必ず鍋敷きを使い、蓋を開ける時や位置をずらす時も必ずミトンを着用してください。
小さなお子様がいるご家庭では、特に注意が必要です。
サイズ選びのポイントと目安
「土鍋の代わり」として考えるなら、サイズ選びも重要です。
一般的な土鍋の号数とストウブのサイズ感を照らし合わせてみましょう。
例えば、1〜2人用の土鍋(6号〜7号)なら、ストウブの20cmが近い容量になります。
3〜4人家族で鍋を囲むなら(8号〜9号)、ストウブは24cmか、浅型のブレイザー24cm〜26cmがおすすめです。
ただし、先ほどもお話しした通りストウブは重いので、「大は小を兼ねる」で大きすぎるサイズを選ぶと、普段使いが億劫になってしまうことも。
「普段の炊飯や煮込み料理で使いやすいサイズ」を基準に選び、鍋料理の時は具材を足しながら食べる、というスタイルが一番賢いかもしれません。
【まとめ】ストウブと土鍋、あなたのライフスタイルに合うのはどっち?
ここまで、ストウブと土鍋の違いや代用の可能性について詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に、それぞれの鍋がどんな人に向いているのかをまとめてみます。
ストウブがおすすめな人
- ご飯は「もちもち」「しゃっきり」派
- 手入れの手軽さや耐久性を重視したい
- 無水調理やオーブン調理など幅広く楽しみたい
- キッチンをIHにする可能性がある
土鍋がおすすめな人
- ご飯は「ふっくら」「おこげ」派
- 初期費用を抑えたい
- やっぱり鍋料理は「和」の雰囲気で楽しみたい
- 重い鍋を扱う自信があまりない
私自身は、結果的にストウブを選びましたが、その頑丈さと万能さに助けられ、今では手放せない相棒になっています。
でも、たまに実家で食べる土鍋ご飯の美味しさにはやっぱり感動するんですよね。
どちらを選んでも、間違いなく今の食卓を豊かにしてくれるはず。
あなたの暮らしに寄り添う、最高のお鍋が見つかりますように!

