こんにちは。まないたの・・・運営者の「mana」です。
毎日のお料理、本当にお疲れ様です。仕事に家さに育児に、キッチンに立つ時間は少しでも短く、そしてストレスなく過ごしたいものですよね。小学生の子どもを育てる私にとっても、いかに効率よく、かつ無駄な出費を抑えながら毎日の台所仕事を回すかは、人生の大きなテーマなんです。
いわば私のライフワークである「台所会計学」の基本は、お気に入りの道具を長く大切に使い、日々の時短と節約を叶えること。そんな私が今、大注目しているのがマーナの傷がつきにくいまな板S・M2枚セットです。
まな板って、毎日何度も使うものだからこそ、ちょっとした不満がチリのように積もっていきませんか。プラスチック製はすぐに包丁の傷だらけになって黒ずみが気になるし、木製は刃当たりが良いけれどお手入れが面倒でカビが生えやすい。
そんな悩みを解決してくれると話題なのが、マーナから登場した画期的なまな板です。特にSサイズとMサイズの2枚セットが、主婦の間で「本当に使い分けがしやすい」と大人気になっています。
でも、いざ購入しようとすると、実際のサイズ感や使い心地はどうなのか、本当に包丁の傷がつかないのか、色移りしやすいという噂は本当なのか、といった疑問が浮かんできますよね。さらに、食洗機を使ったら反るという気になる口コミも見かけます。
そこで今回は、元栄養士として給食現場を渡り歩いてきた私の視点も少し交えながら、このまな板セットの魅力からお手入れのコツ、さらには他社製品との徹底比較まで、気になる情報を余すところなくお伝えしていきますね。この記事を読めば、あなたのキッチンの悩みがスッキリ解決するはずですよ。
- マーナの傷がつきにくいまな板SとMを組み合わせるべき理由
- 包丁の傷や雑菌の繁殖を効果的に防ぐためのTPUの物理特性
- 食洗機での反りや色移りといった特有のデメリットの対処法
- 人気の他社製まな板と徹底比較した上でのおすすめ購入プラン
マーナの傷がつきにくいまな板SとM2枚セットの魅力
マーナの「傷がつきにくいまな板」シリーズは、日々の調理に革命をもたらしてくれるような工夫がこれでもかと詰め込まれた逸品です。特にSサイズとMサイズが一緒になった2枚セットは、毎日のお料理をグッと楽にしてくれる最強のコンビ。
ここからは、それぞれの詳しい仕様や、傷がつきにくい驚きのメカニズム、愛用者のリアルな本音までを詳しく掘り下げてご紹介します。これを知れば、なぜこのまな板が多くの人に選ばれているのかが分かりますよ。
SサイズとMサイズの詳しい仕様とサイズ感
まずは、一番気になるサイズや重量といった基本スペックから詳しく見ていきましょう。マーナの「傷がつきにくいまな板」は、SサイズとMサイズでそれぞれ以下のような仕様になっていますよ。
| 項目 | Sサイズ(K807) | Mサイズ(K808) | S・M 2枚セット |
|---|---|---|---|
| 製品型番 | ダークグレー:K807DGY グレー:K807GY | ダークグレー:K808DGY グレー:K808GY | ダークグレーまたはグレー(同色セット) |
| 本体寸法 | 約 幅23.0 × 奥行23.0 × 厚み1.1 cm | 約 幅36.4 × 奥行25.5 × 厚み1.3 cm | 各サイズ1枚ずつの構成 |
| 製品重量 | 約 408 g | 約 759 g | 合計 約 1,167 g |
| 材質構成 | ポリウレタン(TPU)、ABS樹脂 | ポリウレタン(TPU)、ABS樹脂 | ポリウレタン(TPU)、ABS樹脂 |
| 耐熱温度 | 70℃ | 70℃ | 70℃ |
| 原産国 | 中国 | 中国 | 中国 |
| 販売価格 | 2,879円(税込)※目安 | 3,979円(税込)※目安 | 6,858円(税込)※目安 |
販売価格は、単品で揃えてもセットで購入しても総額6,858円(税込)と同じなので、セット購入による直接の値引きはありません。でも、シックなカラーを一度に統一して揃えられるのは、インテリアにこだわりたい私にとっても嬉しいポイントです。
なお、価格や細かいサイズ、重量などの仕様は時期によって変更される可能性があるため、ご購入の際はメーカー発表の公式情報を必ずご確認くださいね(出典:【マーナ公式】傷がつきにくい まな板 S・M 2枚セット)。
実際に手に取ってみると分かりますが、Sサイズは「ほぼ正方形」のコンパクトな形をしています。これが本当に取り回しが良くて、朝のお弁当作りでちょっとウインナーや玉子焼きを切りたいとき、フルーツを一切れだけカットしたいときにシンクを圧迫せずに使えて重宝するんですよ。
対するMサイズは横幅36.4cmとしっかり広さがあり、キャベツの千切りや大きなお肉のカットも難なくこなせる安心設計です。この大小の使い分けが、調理動線を驚くほどスムーズにしてくれます。
傷がつきにくい特殊なTPU素材のメカニズム

このまな板の最大にして最強の強みが、「傷がつきにくい」という点です。一般的なプラスチックまな板はポリエチレンなどでできていて、包丁を強く当てると削れたり凹んだりして、深い「溝」ができてしまいますよね。
これが専門用語でいう「塑性変形(そせいへんけい)」です。一度凹んだ溝には食材の繊維や油分が入り込み、そこに雑菌が繁殖してカビの原因になってしまいます。栄養士としてたくさんの調理器具を見てきた私としても、傷だらけになったプラスチックまな板の衛生管理は本当に頭の痛い問題でした。
しかし、マーナが採用しているのは熱可塑性ポリウレタン(TPU)というゴムのような高い弾力性を持った素晴らしい素材です。包丁の刃が当たった瞬間、TPUは刃の衝撃をグッと柔らかく受け止めて一時的にへこむ(弾性変形)のですが、刃が離れるとゴムのように「元の真っ平らな状態」に戻る(自己復元性)のです。物理学で言う「フックの法則」ですね。
素材の弾性係数(E)が綿密に設計されているため、硬い包丁の刃先を傷めることなく優しく受け止めてくれます。だから、いかそうめんなどの細かな「引き切り」を繰り返しても、目立つキズがほとんど残りません。
このソフトな弾力のおかげで、まるで木製の高級まな板を使っているかのような、手首に負担の少ない「トントン」と心地よい刃当たりが手に入りますよ。
【マーナ公式】傷がつきにくいまな板S・M2枚セットの詳細を見てみる
購入者が実感したメリットと使いやすさの秘密

実際にマーナのまな板を使ってみると、その使いやすさに散りばめられた「人間工学的なアプローチ」に深く感動させられます。私自身が特に気に入っているポイントをいくつかシェアしますね。
まず、調理中にまな板が「絶対にズレない」という抜群の安定感です。裏面の四隅にはしっかりと滑り止めのグリップが施されていて、さらに芯材が入っているための適度な自重(Mサイズで約759g)があります。
これにより、硬いカボチャや大根をカットするときも、まな板が手元でフラフラ動くことがなく、とても安全に調理が進められますよ。滑るまな板を無理に押さえつけながら切るのって、無駄なエネルギーを使うので地味に疲れるんですよね。これが解消されるだけで調理のストレスが半分になります。
さらに素晴らしいのが、まな板の「フチ部分がわずかに反り上がった立体構造」になっている点です。調理台が濡れていると、平らなまな板はペタッと吸着して持ち上げにくくなりますが、マーナのまな板は指をスッと滑り込ませて片手でサッと持ち上げられます。
また、Mサイズのフチには浅い「溝」が作られているため、トマトなどのジューシーな野菜を切ったときに出てくる水分が調理台にこぼれるのをしっかりブロックしてくれます。
マーナのまな板が愛される使いやすさの秘密
- 裏面の強力な滑り止めゴムと自重のおかげで、硬い食材もズレずに切れる
- 端部が反り上がっているから、濡れた調理台の上でも片手でサッと持ち上がる
- フチに「汁受け溝」がデザインされていて、トマトなどの果汁がこぼれない
- 石目皿のように高級感あるグレー色で、そのまま食卓にプレートとして出せる
気をつけておきたい唯一のデメリットと注意点

どんなに素晴らしいアイテムでも、やはりいくつかのデメリットや注意しておきたいポイントは存在します。購入してから「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないために、気になるボトルネックについても正直にお話ししておきまね。
最大の注意点は、耐熱温度が「70℃」と低めに設計されている点です。これにより、食洗機や食器乾燥機の使用自体はメーカーも認めてはいるものの、食洗機内の温風乾燥ヒーターの近くに配置したり、他の重いお皿に挟まれて斜めに立てかけられた不安定な状態で洗ったりすると、熱可塑性素材の性質上、簡単に歪んだり反ったりしてしまうことがあります。これについては、熱による歪み対策を知っておく必要がありますよ。
また、薄くて軽いプラスチック製シートに慣れている方にとっては、Mサイズの「約759g」という重量はシンクで片手で洗う際に少し重く感じるかもしれません。
さらに、包丁が当たったときに「木製のように無音」というわけではなく、内部に硬い芯材(ABS樹脂)が入っているため、カンカンという乾燥した少し高めの音が響くことがあります。早朝や深夜に静かにお弁当作りをしたいときなどは、少し音の大きさが気になることもあるかもしれません。
購入前に知っておきたい!4つのデメリット
- 耐熱温度が70℃なので、食洗機での熱風や置き方によっては反りやすい
- Mサイズは中芯が入って頑丈な反面、約759gと手洗い時に少し重さを感じる
- 包丁が当たったときのコンコン・カンカンという打撃音がやや響きやすい
- TPU素材が親油性(しんゆせい)を持つため、人参などの色素が移りやすい
愛用者のリアルな口コミや評判を徹底分析

インターネット上のレビューやSNSに投稿されている、実際の購入者の声を集めて分析してみました。良い口コミと悪い口コミを分かりやすく整理したので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まずは良い口コミから。やはり「刃当たりが優しくて気持ちよく切れる」という声が非常に多く寄せられています。他にも「滑り止めが効いていて本当に滑らない」「正方形のSサイズが思った以上に使い勝手が良く、毎日お弁当作りにフル稼働している」といった意見が目立ちます。
また、シックなダークグレーのデザインがキッチンを一気におしゃれに見せてくれるため、使っていないときに吊り下げて見せる収納をして楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいましたよ。
一方で、少し気になる悪い口コミとしては、「1回ニンジンを切っただけでオレンジ色の跡が残ってしまい、洗剤で洗っても落ちない」というものや、「食洗機で何回か洗っているうちに、まな板がガタガタして机の上で回るようになってしまった」という歪みに対する不満が見られました。
こうした弱点については、後ほど私がおすすめするメンテナンス術(復元・色移り除去プロトコル)を実践すれば簡単に解消できるので安心してくださいね。こうしたリアルな本音を総合的に判断して、最終的な購入はご自身のキッチンのライフスタイルに合わせて判断してくださいね。
滑りにくい旧モデルと抗菌新モデルの違い

実は、マーナのこのまな板シリーズは、過去にマイナーチェンジ(リニューアル)が行われていますよ。旧仕様では「滑りにくいまな板 S・M」という製品名で販売されており、当時もTPUの傷つきにくさや滑り止め機能で人気を博していました。しかし、当時は素材自体に積極的な抗菌機能までは備わっていなかったのです。
現行モデルである「傷がつきにくいまな板」へと新しく進化した際、TPUの内部に「銀イオン系抗菌剤」が最初から練り込まれる仕様にアップデートされました。これにより、表面にコーティングされただけの抗菌加工とは異なり、包丁で表面が削られたり経年劣化したりしても、まな板全体の高い抗菌効果が半永久的に持続するようになったのです。
生の肉や魚を切ったまな板は、洗った後に熱湯をかけるなどして消毒することが推奨されていますが、このように抗菌仕様のまな板を肉用や野菜用とスマートに使い分けることは、食中毒をより安全に予防する上でも非常に理にかなっているんですよ(出典:厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」)。
生肉や生魚、サラダ用の生野菜など、雑菌が気になる食材もこれなら安心してカットできますね。
まな板の一般的な製品寿命を見てみると、ポリエチレン製のプラスチックまな板は傷だらけになって「約1〜2年」で買い替える必要がありますし、木製は「5〜7年」ほどでお手入れが追いつかなくなることが多いです。
一方、耐久性の高いTPUを採用したマーナの現行品は、「約5〜10年」は使い続けられる長寿命な設計となっていますよ。
単品で購入すると少し高価に感じられますが、この耐久性と抗菌性、そしてS・Mの2枚セットがもたらす調理の効率化を考えれば、長い目で見て最高の「家計の節約(台所会計学)」になります。そのため、結婚祝いや新生活へのギフトとしても非常に人気の高い定番アイテムになっていますよ。
【マーナ公式】傷がつきにくいまな板S・M2枚セットの詳細を見てみる
マーナの傷がつきにくいまな板SとM2枚セットの比較
キッチンツール選びで一番頭を悩ませるのが、「他社製品と比べて何が違うのか」という点ですよね。ここからは、カインズやニトリといった人気ホームセンターのお手入れしやすいまな板や、ビタクラフト、アサヒゴムなどの本格的な高級まな板と、マーナ製品のどこが異なるのかを徹底比較していきます。
また、万が一トラブル(反りや色移り)が起きてしまったときの、お家でできる劇的な復活ワザも大公開しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
カインズやニトリの人気まな板との違い

まずは、私たちが身近に手に入れることができる大手ホームセンターの「カインズ」や「ニトリ」の売れ筋まな板と、マーナ製品を比較してみましょう。
手頃な価格で人気のカインズの「TPUまな板」は、耐熱温度が100℃〜150℃と非常に高く、熱湯を直接かけての消毒や気軽な食洗機使用ができるのが大きなメリットです。ただし、こちらは非常に薄手のシートに近い形状のものが多く、マーナのまな板のような、安定感を生む四隅の滑り止めゴムや、濡れた台でもすっと持ち上がるフチの立体設計などの「多機能な構造」は施されていません。
次に、ニトリの「エラストマーまな板」や「切れ味感動 魔法のまな板」シリーズ。ニトリの製品はポリウレタンやPP(ポリプロピレン)、熱可塑性エラストマーなど複数の素材を組み合わせたものが多く、耐熱温度も100℃〜140℃と高め。
軽量で扱いやすく、反っても手でクッと曲げて元に戻せるなどの気軽さが魅力ですね。ただ、実際に包丁を当てたときの「トントン」という吸い付くような刃当たりの良さや、表面の傷に対する自己復元力という部分では、やはりしっかりと肉厚に作られたマーナのTPU素材のクオリティが一枚上手かなと感じます。
価格重視でこまめに買い替えていきたいのか、それとも「毎日使う道具だからこそ、少し高くてもストレスが全くない最上級のものを選びたいのか」によって評価が分かれるところですね。なお、カインズやニトリの各商品の取り扱い等は、廃盤になっていたり、リニューアルされたりして変わっているかもしれないので、最新の情報は各公式サイトにて必ずご確認くださいね。
ビタクラフトやアサヒゴムとの機能比較
さらにこだわりたい方向けに、世界的な調理器具ブランド「ビタクラフト」のエラストマーまな板や、プロ御用達の老舗メーカーであるパーカーアサヒの「アサヒクッキンカット」とも比較してみましょう。
それぞれの特徴を整理したテーブルを作りましたので、横にスクロールしながらじっくり比較してみてくださいね。
| ブランド・製品名 | 主な素材 | 耐熱温度 | 厚み・構造特性 | 機能的メリット | デメリット・懸念 |
|---|---|---|---|---|---|
| マーナ 傷がつきにくいまな板 | TPU ABS樹脂芯材 | 70℃ | S: 1.1cm M: 1.3cm (反り防止中芯あり) | ・高い傷の自己復元力 ・絶対に滑らないグリップ ・指が入りやすいフチ | ・耐熱70℃で熱に弱い ・やや重みがある ・少し価格が高め |
| ビタクラフト 特殊エラストマーまな板 | 特殊エラストマー | 130℃ | 0.6cm (全面フラット) | ・耐熱130℃で煮沸可 ・水切れが非常に良い ・安心の日本製 | ・加熱直後のフライパン接触に弱い ・滑り止め脚がない |
| アサヒゴム アサヒクッキンカット | 合成ゴム | 90℃〜130℃ | 1.3cm (均一ソリッド) | ・木のような最上の刃当たり ・高い耐久性と衛生面 ・表面を削って再生できる | ・家庭用食洗機に非対応 ・非常に重い(1kg弱) ・無骨なデザイン |
ビタクラフトのまな板は耐熱温度が130℃と非常に高く、熱湯消毒や煮沸消毒が安心してできるのが魅力ですが、全面フラットなシート状であるため、調理台の材質によっては滑りやすいというお声もあります。
ビタクラフト特殊エラストマーまな板の詳細を見てみる⇒ビタクラフト特殊エラストマーまな板
また、アサヒゴムの「アサヒクッキンカット」は、まるで本物の木のまな板のような包丁の当たり具合を実現しており、飲食のプロたちが愛してやまない名品です。ただ、家庭用の食洗機には非対応のモデルが多く、重量も非常に重いため、日々の家事で「サッと洗って楽に乾かしたい」というママにとっては少し扱いが大変かもしれません。
アサヒゴム「アサヒクッキンカット」の詳細を見てみる⇒アサヒクッキンカット
こうして比較すると、マーナのまな板は「耐熱温度の低さ」というデメリットこそあるものの、滑り止めグリップ、持ち上げやすい傾斜エッジ、汁受け溝といった「日々の調理ストレスを減らす親切な設計」が本当にバランスよくまとまっていることが分かりますね。まさに忙しいママの毎日を助ける「実用性ナンバーワン」のまな板と言えますよ。
食洗機でまな板が反って歪んだときの戻し方

マーナのまな板を使っていて、多くのユーザーが一度は遭遇するトラブル。それが「食洗機で洗ったら、熱で少し歪んで机の上でガタつくようになってしまった!」という問題です。耐熱温度が70℃なので、食洗機での不自然な立てかけや高温の乾燥風によって変形してしまうのですね。
でも、慌てて捨ててしまう必要はありませんよ。TPU素材の「熱可塑性(熱を加えると柔らかくなり、冷めるとその形状で固まる)」という性質を逆に利用すれば、驚くほどきれいに元通りに直せます。お家でできる「平坦プレスプロトコル」を解説しますね。
まず最初のステップは、歪みの「リセット」です。変形してカタカタ動くまな板を、お家のシンクの底や平らなトレイの上に完全に真っ平らな状態で置きます。その上から、70℃から90℃前後の熱湯を、まな板全体の表と裏の両面に、時間をかけながらゆっくりと均等に回しかけてください。
熱湯をかけることで、TPUの分子のつながりが一時的に緩み、変形によって中に閉じ込められていた無理な力(残留応力)が解放されます。いわば、素材を柔らかくして最初のフラットな形に「形状記憶の準備」をさせるのですね。
次のステップは「強制矯正」です。熱湯をかけ終えたら、まな板が温かくて柔らかいうちに、急いで完全に平らな作業台の上へ移動させます。そして、まな板全体を覆うような硬くて平らな板(厚手のフラットな板やアクリルシート、なければ真っ平らなトレイなど)をまな板の上にのせます。
その上から、2Lのペットボトルにお水を満載にしたものを複数本並べるなどして、合計6kg以上のしっかりと強い重さ(垂直荷重)を均等にかけます。
最後の仕上げは「徐冷(じょれい)固定」です。重りをのせたまま、まな板が完全に常温に冷めるまで最低でも3時間はそのまま静置してくださいね。冷水などで急激に冷やすのではなく、重りをかけた状態でゆっくりと温度を下げていくことで、TPUの分子が「完全に真っ平らな配列」のまま再結合してガチッと固定されます。
この手順を丁寧に行うだけで、新品のときのようなガタつきの一切ない、フラットなまな板が復活しますよ。お悩みの方はぜひ試してみてくださいね。
食洗機で反ってしまったまな板の復活手順
- まな板を平らな場所に置き、70〜90℃の熱湯を全体にゆっくり回しかける
- すぐに平らな場所に移動し、当て板をして上から2Lペットボトルを数本載せる(6kg以上)
- そのまま最低3時間、完全に冷めるまで触らずにゆっくり静置する
人参やカレーの色移りをきれいに落とす方法

「グレーのスタイリッシュなまな板なのに、ニンジンをちょっと切っただけでオレンジ色の染みが取れなくなった!」というのも、よく聞くお悩みです。実は、ニンジンのベータカロテンやトマトのリコピン、カレー粉のクルクミンといった色素は、化学的に見ると「脂溶性(親油性)」という性質を持っています。
文字通り、油に溶けやすく、水には一切溶けない色素なのですね。そのため、水や一般的な台所用洗剤(泡を立てて洗うだけ)では、TPUの表面の微細な凹凸に入り込んだ色素分子を剥ぎ取ることができず、洗っても洗っても色が落ちないという悲劇が起きてしまいます。
この脂溶性の染みを落とすための最も効果的で、まな板を絶対に傷めない裏ワザが、お化粧を落とすときと同じ原理の「食用油クレンジング法」です。手順はとってもシンプルですよ。
まず、まな板に水気が残っていると油が弾かれて色素にアプローチできないので、キッチンペーパーなどで表面の水分を完全に拭き取ります。次に、オレンジ色になってしまった部分に、サラダ油やキャノーラ油、米油などのご家庭にある食用油を数滴たらし、指の腹やスポンジで薄く伸ばしていきます。
そして、汚れている部分をキッチンペーパーでクルクルと円を描くように軽く擦りながら油を馴染ませてみてください。すると、TPUの分子の隙間に吸着していた頑固な色素が、極性の親和性によって自発的に食用油のほうへと溶け出して、ジワリと浮かび上がってきますよ。
色が濃い場合は、油を塗った状態で上からラップをし、5分〜10分、頑固な汚れなら1時間ほど置いてみてくださいね。
色素が十分に油に溶け出したのを確認したら、キッチンペーパーで余分な油分をしっかり拭き取ります。最後に、通常の台所用中性洗剤を少し多めにスポンジにつけ、浮き上がった油分をしっかりと泡立てて乳化させ、ぬるま湯で洗い流しましょう。これだけで、塩素系漂白剤のようなキツイ臭いを使うこともなく、あっという間にきれいなグレーが復活しますよ。
また、色移りだけでなく、生肉などを切った後の黒ずみや雑菌の繁殖を強力にリセットしたい場合は、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする塩素系漂白剤(キッチン泡ハイターなど)をスプレーして5分ほど置くのも有効です。
その際は、塩素ガスの急激な発生や熱変形を防ぐため、熱湯ではなく必ず「冷たいお水」で30秒以上十分に洗い流すようにしてくださいね。そして日々の予防策として、食材を切る直前にまな板全体を水でサッと濡らしておくことを習慣にしましょう。水の膜(水和障壁)が事前に張られることで、油溶性の色素がTPUに直接侵入するのを強力に防いでくれますよ。
【マーナ公式】傷がつきにくいまな板S・M2枚セットの詳細を見てみる
長持ちさせるための日々のお手入れと除菌方法

私の提唱する「台所会計学」において、最も大切にしているのが「日々のお手入れを丁寧におこない、お気に入りのツールの価値を最大限まで長持ちさせること」です。せっかくセットで購入した上質なマーナのまな板。ほんの少しの手間で寿命は数倍にも伸びるのですよ。
普段の使用後は、なるべく早く台所用中性洗剤を使い、柔らかいスポンジで全体をきれいに洗い上げてくださいね。硬い金たわしや、研磨剤入りのナイロンタワシでゴシゴシ擦ってしまうと、TPUの表面に傷がつき、せっかくの自己復元力を損なう原因になってしまいます。
洗った後は、乾いたふきんでしっかりと水気を拭き取り、水切れの良い場所に立てかけて風通しの良い日陰で乾燥させましょう。
マーナのまな板は抗菌仕様ですが、やはり週に1回程度、仕上げにアルコール(除菌用エタノール)を吹きかけておくことで、カビの発生をほぼ完全に防ぎ、いつまでも清潔な状態をキープできます。
お弁当を作るご家庭や、小さいお子様がいるご家庭では、こうした安心できる日々の丁寧なルーティンが、最終的に高価な消毒剤を買う必要をなくすなど、究極の「時短・節約」へとつながっていくのです。
マーナの傷がつきにくいまな板S・M2枚セット総括
ここまで、マーナの「傷がつきにくいまな板S・M2枚セット」について、そのスペックから他社との違い、そしてトラブル時のレスキュー法まで、私の熱い想いを込めてたっぷりとお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
まな板は、私たちの食生活を支えるベースになる重要な道具。ここが安定するだけで、毎日の料理の手際が劇的に良くなりますよ。
特に、お弁当やちょっとした小物のカットに驚くほど重宝する正方形のSサイズと、夕食のメインおかず作りをしっかりサポートしてくれる頼もしいMサイズのコンビネーションは、一度その便利さに慣れてしまうと、もう1枚だけの生活には戻れなくなってしまうほどです。
例えば、2枚の使い分けによって、生肉用と生食用で「まな板を一度洗ってから次の食材を切る」というあの地味に面倒なタイムロスが一切ゼロになります。1日10分の時短ができれば、1年間でなんと約60時間もの自由時間が新しく生まれる計算になるのですよ。これこそ、私が目指す「心豊かな暮らしとゆとりを生み出す台所会計学」の真骨頂です。
もちろん、耐熱温度70℃という特性や、色移りしやすい親油性といった弱点はありますが、お湯を使った歪み戻しや、サラダ油を使ったクレンジングといった正しいケアさえ知っていれば、全く恐れることはありません。
5年、10年と長く寄り添ってくれる最高のお供になってくれるはずです。実際の購入条件や最新の製品仕様については、時折仕様が変更される場合もあるため、必ずマーナの公式サイトを最終確認してくださいね。
あなたのキッチンライフが、この2枚のまな板セットで今よりもっと快適で笑顔溢れるものになるよう、心から応援しています。
