毎日のごはん作り、仕事や育児に追われながらこなすのって本当にエネルギーがいりますよね。
少しでも台所に立つ負担を減らしたくて、ほったらかし調理ができる電気圧力鍋を検討している方はとても多いのではないでしょうか。
家庭料理の目線で見ても、アイリスオーヤマの電気圧力鍋は手頃な価格帯と日常の使い勝手のバランスがずば抜けて優秀な調理家電の1つだと実感しています。
ですが、いざカタログや通販サイトを見てみると、2.2Lや3L、4Lといった容量の違いだけでなく、ボタン式のマイコンタイプや液晶画面付きタイプなど種類がたくさんありすぎて、どれが我が家にぴったりなのか迷ってしまいますよね。
安いからといって適当に選んでしまうと、作りたいおかずの量が入らなかったり、毎回のパーツ洗いがおっくうになってキッチンの飾りになってしまったりすることも珍しくありません。
そこで今回は、家族の人数や普段よく作るメニューに合わせて、後悔しない1台をしっかり見極めるための基準を分かりやすくまとめました。
- 家族人数と献立から選ぶ最適な容量サイズ
- マイコン式と液晶画面モデルの機能的な違い
- 購入前に知っておきたい日々のお手入れの現実
- 元栄養士が教える人気の定番レシピと活用術
アイリスオーヤマ電気圧力鍋の魅力
まずはじめに、数あるキッチン家電メーカーの中で、なぜアイリスオーヤマの電気圧力鍋がここまで多くのご家庭に選ばれ続けているのか、その理由や基本の特徴から紐解いていきましょう。
手の届きやすい価格設定と基本性能
電気圧力鍋と聞くと、他メーカーの高級モデルでは3万円から5万円以上する製品も少なくありません。その中でアイリスオーヤマの製品は、1万円台前半から手に入る手頃な価格設定が最大の強みとなっています。
値段が安いと「加圧性能が劣るんじゃないか」「すぐ壊れるのでは」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、日常的な肉じゃがや角煮、カレーといった家庭料理を作る上で必要な圧力値はしっかり確保されています。
余分な通信機能や過剰なハイテク機能をあえて削ぎ落とし、毎日の煮込みや炊飯に必要な基本性能へまっすぐに絞り込んでいるからこそ、この良心的な価格が実現できているのだと感じます。
食卓で鍋料理も楽しめる浅型デザイン
一般的な圧力鍋といえば、高さのある深型の寸胴鍋のような形をイメージする方が多いはずです。
ところがアイリスオーヤマの電気圧力鍋は、全体的に背が低く横に広い「グリル鍋」のような浅型設計が大きな特徴となっています。
この形状のおかげで、キッチンで加圧調理を終えたあと、そのままダイニングテーブルの真ん中に運んでフタを開け、家族みんなで囲む鍋料理として楽しむことができます。
卓上での取り分けが驚くほどスムーズで、すき焼きやおでんのときにも大活躍してくれます。
わざわざカセットコンロやホットプレートを別で出してくる必要がなくなるため、収納スペースが限られているご家庭にとっても非常に合理的なデザインと言えます。
1台で何役もこなす多彩な調理機能
電気圧力鍋の役目は、食材をギュッと加圧して柔らかくするだけにとどまりません。
アイリスオーヤマのモデルは、圧力調理のほかにも「温度調理(低温調理)」「無水調理」「蒸し調理」「発酵調理」「スロー調理」など、多彩な調理モードを備えています。
例えば、パサつきがちな鶏むね肉を使ってしっとり柔らかなサラダチキンを作ったり、自家製のヨーグルトや甘酒を仕込んだりすることもボタン1つでこなせます。
鍋底の温度を一定にキープできる温度コントロール技術があるからこそ、失敗しやすい温度管理をお鍋に全部お任せできるわけです。
アイリスオーヤマの強みまとめ
・1万円台から購入できる抜群のコストパフォーマンス
・卓上に出しても料理が取り分けやすいローフォルム形状
・低温調理や無水調理までこなせる1台複数役の汎用性
失敗しない容量サイズの選び方
電気圧力鍋選びで最も後悔しやすいポイントが「容量選び」です。
大きすぎればキッチンの場所を取り、小さすぎればおかずの作り置きができません。家族構成やライフスタイルに合った適正サイズをきっちり見極めましょう。
満水容量と調理容量の違いに注意
商品カタログや通販サイトを見るとき、絶対に注意していただきたいのが「満水容量」と「調理容量(有効容量)」の表記の違いです。
ここを勘違いして買ってしまうと、「思っていたより全然食材が入らない」という悲劇が起きてしまいます。
満水容量とは、内鍋のフチまで水を満たしたときの限界の体積を指します。
一方、圧力調理ができるのは、内鍋の内側に刻まれている規定のライン(通常は満水容量の約2/3、豆類なら約1/3)までとなります。
つまり、2.2Lモデルであれば実際に一度で調理できる量は約1.4L程度、4.0Lモデルであっても約2.6L程度が上限となる計算です。
カレーのルーを入れる前の具材や水のかさを想像してみてください。野菜がゴロゴロ入った状態だと、加熱前のかさはかなり大きくなります。
そのため、普段作る料理のボリューム感を想定するときは、必ず「調理容量」を基準にして考えることが失敗を防ぐ鉄則です。
一人暮らしから二人暮らし向けの2.2L
一人暮らしの方や、ご夫婦・カップルの二人暮らしにぴったりなのが2.2Lサイズです。本体の設置面積がコンパクトで、狭いキッチンの調理台や食器棚の空きスペースにもすっきりと収まります。
一度に作れる主菜の目安は2食分から3食分程度です。「その日の夕食に食べる分だけを作りたい」「副菜として煮物を少しだけ作りたい」という使い方であれば、十分すぎる実力を発揮してくれます。
また、内鍋自体が小さくて軽いため、シンクで洗う際の手首の負担が少ないのも毎日の扱いやすさにつながる嬉しいポイントです。
ただし、週末にたっぷり作り置きをしたい方や、カレーを何食分もまとめて冷凍ストックしておきたい方には、2.2Lだと物足りなく感じる可能性が高いので注意してください。
三人から四人家族にちょうどいい3L
我が家のような小学生のお子さんがいる3人家族や、大人2人とお子さん1〜2人の4人家族にちょうどいいバランスなのが3Lモデルです。
2.2Lでは少し足りないけれど、4Lを置くにはキッチンのスペースが厳しいという声に応えて登場したサイズ感です。
この3Lサイズなら、肉じゃがや煮込みハンバーグなどのメインディッシュを1食分しっかり作りつつ、翌朝の分が少し残るくらいの適量を無理なく仕上げられます。
お米も一度に3〜4合ほど炊けるため、炊飯器代わりとして日常使いしたいご家庭にもフィットします。
キッチンの作業スペースを圧迫しすぎず、かつ日常のおかず作りで溢れる心配が少ないため、ファミリー世帯のスタンダードな選択肢として非常におすすめできます。
作り置きや食べ盛り家庭には安心の4L
育ち盛りのお子さんがいるご家庭や、週末に一週間分のおかずをまとめて仕込みたい作り置き派の方には、迷わず4.0Lモデルをおすすめします。
大容量サイズならではの懐の深さがあり、丸ごとのブロック肉やキャベツ半玉、大根半分を使ったポトフなども余裕で放り込めます。
カレーやシチューなら一度に約5〜6皿分を作ることができるため、家族みんなでたっぷり食べた後、翌日のランチやお弁当用に取り分けることも可能です。
来客時におでんや鍋を囲む際も、具材が窮屈にならず美味しく仕上がります。
ただし、本体サイズは横幅32cm以上、重さも4kgを超えてくるため、設置スペースの確保は必須となります。
あらかじめキッチンのどこに置くか、コンセントの位置を含めてメジャーで測っておくことを強くおすすめします。
| 容量サイズ | 満水容量 | 調理容量の目安 | 向いている世帯・使い方 |
|---|---|---|---|
| 2.2L | 約2.2L | 約1.4L | 1〜2人暮らし、1回食べきり用、副菜作り |
| 3.0L | 約3.0L | 約2.0L | 2〜4人家族、場所を取らずにしっかり作りたい方 |
| 4.0L | 約4.0L | 約2.6L | 4人以上の世帯、食べ盛りのお子様、作り置き派 |
機能と使いやすさでモデルを比較
容量を決めたら、次は操作性や機能の違いに目を向けましょう。アイリスオーヤマの電気圧力鍋は大きく分けて「ボタン操作のマイコン型」と「画面付きの多機能型」に分かれています。
シンプル操作でお手頃なボタン式モデル
本体前面に物理ボタンが並び、手動で加圧時間や温度を設定して使うシンプルなタイプです。型番でいうとPMPCやKPCが付かないスタンダードなエントリーモデルがこれに該当します。
余計なメニュー画面がない分、操作に迷うことがありません。
「圧力を何分かけるか」「何度で何分加熱するか」をご自身でコントロールしたい料理慣れした方にとっては、むしろこちらのほうが直感的で扱いやすいと感じることも多いです。
何より本体価格が非常にリーズナブルに抑えられているため、初期費用をできるだけ抑えて電気圧力鍋の便利さを体感してみたい方にはうってつけのモデルと言えます。
画面で選ぶだけのフルドット液晶モデル
一方、液晶画面とダイヤルが搭載された上位モデル(KPC-MAシリーズなど)は、見やすい画面に料理名やカテゴリーが表示されるのが特徴です。付属のレシピブックを見ながら、画面のメニュー名を選んで決定ボタンを押すだけで、火加減も加圧時間もすべて自動でセッティングしてくれます。
「この食材には何分加圧すればいいのか分からない」「火加減の調整で失敗したくない」という料理初心者の方や、忙しい夕方に頭を使わずにパパッとセットしたい共働き世帯には、この液晶モデルが心強い味方になってくれます。
ブラックを基調とした落ち着いたマットな質感のデザインが多く、生活感を抑えてキッチンをおしゃれに演出したい方からも高い支持を集めています。
予約調理と保温機能の実用性
電気圧力鍋の購入理由として「朝セットして仕事から帰ったらアツアツの料理ができていてほしい」という希望を挙げる方はとても多いですよね。
アイリスオーヤマの多くのモデルには、最大12時間程度の予約調理機能が備わっています。
ここで知っておきたいのが、食材の衛生管理の仕組みです。
予約調理に対応しているメニューでは、セットした直後に一度食材を加熱殺菌し、菌が繁殖しにくい温度帯を保ちながら仕上げの時間に合わせて味を染み込ませていく制御が行われています。
そのため、夏場であっても食材が傷む心配を抑えて調理できるよう配慮されています。
予約調理時の注意点
すべてのメニューが予約調理に対応しているわけではありません。
生野菜の食感を残す料理や、牛乳・生クリームを使う乳製品メニューなどは腐敗や変質のリスクがあるため、予約設定ができない仕様になっています。
説明書やレシピ集であらかじめ対応メニューを確認しておきましょう。
購入前に確認したいお手入れの現実
調理家電を長く愛用できるかどうかは、実は「日々の洗いやすさ」にかかっています。購入前にどんなパーツを洗う必要があるのか、現実的なお手入れのハードルを把握しておきましょう。
毎回洗うパーツの種類と点数
電気圧力鍋を使ったあと、毎回洗わなければならない基本パーツは以下の通りです。
1つ目は食材を入れる「内鍋」、2つ目は「本体のフタ」、3つ目はフタの裏側についている「ゴムパッキン」、そして4つ目は「圧力表示ピンや調圧弁」の小さな部品類です。
点数としては大体4〜5点ほどになります。
普通の鍋料理であれば鍋1つを洗えば済みますが、電気圧力鍋はどうしても気密性を保つためのパッキンや蒸気口周りの細かいパーツを分解して洗う必要があります。
これを「思ったより面倒だな」と感じるか、「炊飯器を洗うのと変わらないな」と感じるかが、日々の稼働率を大きく左右します。
パッキンのにおい残りとその対策法
シリコン製のゴムパッキンは密閉性に優れている反面、カレーやニンニク料理、生姜を効かせた煮魚などの強いにおいが吸着しやすいという性質を持っています。
普通の中性洗剤で洗っただけでは、においが抜けきらないこともしばしばあります。
においが気になってきたときの対処法としては、重曹やクエン酸を活用するのが効果的です。
ぬるま湯に重曹を溶かしてパッキンをしばらくつけ置き洗いしたり、本体にお水とクエン酸を入れて煮沸モードで加熱したりすることで、油分と一緒ににおい移りを大幅に軽減させることができます。
また、アイリスオーヤマの製品はアイリスオーヤマ公式通販や各モールの交換パーツとしてゴムパッキン単体が数百円程度で手軽に買い足せるのも大きな強みです。
「普段の白米・スイーツ用」と「カレー・肉料理用」でパッキンを2つ使い分けるようにすると、におい移りのストレスから完全に解放されますよ。
内鍋のフッ素加工と長持ちのコツ
アイリスオーヤマの内鍋には、食材がこびりつきにくいフッ素コーティングが施されています。
そのため、角煮のタレやこってりしたカレーを作ったあとでも、スポンジで撫でるだけで汚れがツルンと落ちてくれるのは非常に助かります。
ただし、このフッ素加工を長持ちさせるためにはいくつか守るべきルールがあります。急激な温度変化に弱いため、熱々の内鍋にいきなり冷水をジャーッと注ぐのは避けてください。
また、骨付きのスペアリブやアサリ・シジミなどの貝類を調理する際は、硬い殻や骨でコーティングが削れないよう優しく扱うのが長持ちのコツです。
元栄養士が推す人気の定番レシピ
ここからは、アイリスオーヤマの電気圧力鍋を手に入れたら真っ先に作っていただきたい、人気の定番メニューと美味しく仕上げる栄養学的なコツをご紹介します。
箸でほぐれる絶品の豚の角煮
電気圧力鍋の真骨頂といえば、なんといっても豚の角煮です。
普通のお鍋で豚バラブロックを柔らかく煮込もうとすると、弱火でコトコト2時間から3時間つきっきりで見張っていなければならず、ガス代も気になりますよね。
アイリスオーヤマの電気圧力鍋を使えば、下茹でから本調理まで合わせても実質的な作業時間はほんの十数分程度です。
高圧で一気に熱を通すことで、お肉の筋繊維やコラーゲンが短時間でゼラチン化し、お箸をすっと入れるだけでホロホロと崩れる感動の柔らかさに仕上がります。
栄養士のひとくちアドバイス
角煮の脂っこさを抑えたいときは、最初の「下茹で」を電気圧力鍋で10分ほど行い、一度煮汁を捨ててお肉の表面をぬるま湯で洗ってみてください。
余分な脂質がしっかり落ちて、驚くほど上品であっさりとした仕上がりになります。
野菜の甘みが凝縮する無水カレー
水を一滴も使わずに、野菜から出てくる水分だけで煮込む「無水カレー」も絶品です。
トマトや玉ねぎをざく切りにして鍋底に敷き詰め、その上にお肉とお好みの野菜を乗せてルウを入れ、無水調理ボタンを押すだけで完成します。
密閉された空間でじっくり加熱されるため、野菜の細胞から水分とうま味成分、甘みが外へ逃げ出さずにスープとなって溶け出します。
水で薄めない分、ビタミンやミネラルなどの水溶性栄養素も余すところなく摂取できるのが魅力です。
普段野菜をあまり食べてくれないお子さんでも、この無水カレーの濃厚な甘みには思わずおかわりしてくれるはずですよ。
パサつかないしっとりサラダチキン
筋トレやダイエット、健康管理の定番メニューであるサラダチキンですが、普通にお湯で茹でると火が通り過ぎてパサパサになってしまいがちですよね。
ここで大活躍するのが、アイリスオーヤマの「低温調理(温度調理)」機能です。
鶏むね肉にフォークで穴を開け、塩こうじやハーブソルトと一緒に耐熱のポリ袋に入れます。
それを内鍋のお湯に沈め、65℃前後の温度に設定して1時間ほどキープするだけで、驚くほどジューシーで柔らかなサラダチキンが出来上がります。
タンパク質が熱でギュッと縮んで水分を放出し始める温度を正確にコントロールできるため、コンビニで売っているようなしっとり食感が自宅で誰でも簡単に再現できます。
人気レシピの仕上がりポイント
・豚の角煮:圧力調理で短時間にコラーゲンをトロトロに変化
・無水カレー:野菜の水分とうま味を凝縮し水溶性ビタミンをキープ
・サラダチキン:低温調理で肉汁を逃さずパサつきを完全防止
後悔しないための設置場所と注意点
機能やレシピの素晴らしさを確認したところで、見落としがちなキッチンの設置環境や安全面についての注意点をチェックしておきましょう。
本体のサイズと上部の蒸気スペース
電気圧力鍋を置く場所を決めるとき、本体の幅や奥行きだけでなく、「高さと上部の空間」を必ず確認してください。
減圧するときや調理が終わったとき、上部のノズルから勢いよく高温の蒸気が噴き出します。
もし食器棚のスライド棚や吊り戸棚の真下など、上部に十分な隙間がない場所に置いてしまうと、蒸気で棚板が結露してカビや木材の変形の原因になってしまいます。
本体の上方には最低でも50cm以上の開放された空間を確保するか、使用中だけはキッチンの換気扇の下やアイランドカウンターの上などへ移動させて使う動線を考えておきましょう。
電気代と調理時間の本当のところ
「電気圧力鍋を使うと時短になる」とよく言われますが、ここには少し誤解が生じやすいポイントがあります。
表示されている「加圧時間15分」というのは、実際に圧力がかかっている時間だけのことを指しています。
実際には、スイッチを入れてから圧力が上がるまでの「予熱時間(15〜20分程度)」があり、加圧が終わったあとも圧力が下がるのを待つ「減圧時間(20〜30分程度)」が必要です。
そのため、スタートからフタを開けられるまでにはトータルで45分から1時間ほどかかります。
ですので、「料理の完成までのスピードが速くなる」というよりは、「加熱中にコンロの前に張り付く必要がなく、他の家事や子供の宿題を見守る自由時間が手に入る」という点こそが、電気圧力鍋の真の価値だと捉えておくとギャップがありません。
電気圧力鍋と他調理家電との違い
キッチン家電を検討する際、「普通の圧力鍋と何が違うの?」「ホットクックのような自動調理鍋と迷っている」という方も多いはずです。それぞれの違いを整理してみましょう。
ガス火の圧力鍋との違いとメリット
昔ながらのガスコンロで使う圧力鍋は、火加減の調節やオモリのシュンシュンという蒸気の音、そしてタイマーの管理に常に神経を使わなければなりませんでした。
火をつけたままうっかり忘れてしまうと空焚きや大事故の危険もあります。
その点、電気圧力鍋は火を一切使わず、マイコンが温度と圧力を自動で監視・制御してくれます。
スイッチを入れたらキッチンを離れてお風呂に入ったり、洗濯物を畳んだりしていても全く問題ありません。
この「火の番をしなくていい安心感」は、忙しい現代の家庭にとって計り知れないメリットです。
自動調理鍋との機能や価格の比較
シャープのホットクックに代表される「自動調理鍋」と電気圧力鍋の最大の違いは、「かき混ぜ機能の有無」と「価格帯」です。
自動調理鍋はアームが付いていて食材を自動でかき混ぜてくれるため、炒め物や無水カレーの焦げ付き防止に長けていますが、本体価格が5万円から7万円前後とかなり高価になります。
一方の電気圧力鍋は、かき混ぜ機能こそないものの、圧力をかけることで短時間で食材を芯まで柔らかく煮込む能力に長けており、価格も1万円〜2万円前後と半分以下で購入できます。
「炒め物まで完全自動化したいか」「それとも煮込み料理を柔らかく美味しく作りたいか」という目的と、予算のバランスを天秤にかけて選ぶのが賢い方法です。
あなたに合うおすすめモデルの選び方
ここまで解説してきた特徴や基準を踏まえて、ご自身のライフスタイルにぴったり合うアイリスオーヤマのモデルをタイプ別に導き出してみましょう。
コスパ重視の一人暮らしなら2.2L
ワンルームのキッチンや省スペースで使いたい一人暮らしの方、またはご夫婦で少食な二人暮らしなら、ボタン操作でシンプルな2.2Lのベーシックモデルがベストです。
初期投資を抑えつつ、煮込み料理や炊飯を手軽に楽しむことができます。
食卓の上に置いても圧迫感がなく、休日にちょっとした煮込みを作ってお弁当のおかずに回すなど、無駄のないスマートな食生活をサポートしてくれます。
購入を検討する際は、取り回しの良いアイリスオーヤマの電気圧力鍋2.2Lモデルをチェックしてみるとよいでしょう。
3人以上の家族で選ぶなら3Lか4L
ご家族でお子さんがいるご家庭や、日常的にお弁当のおかずやお肉料理をしっかり作りたいなら、3.0Lまたは4.0Lモデルを選んでおけば間違いありません。
特にカレーやおでん、豚の角煮など、具材がゴロゴロ入るメニューを一度にたっぷり作れる満足感は、大容量モデルならではの特権です。
メニュー選びに迷いたくない方は液晶画面が付いた上位タイプを、機能よりも大容量とコスパを最優先したい方は大容量のスタンダードタイプを選ぶと満足度が高くなります。
家族構成に合わせて余裕を持ったアイリスオーヤマの電気圧力鍋4L大容量タイプを選んでおくと、後からの容量不足で悩む心配もありません。
アイリスオーヤマの電気圧力鍋に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 電気圧力鍋でご飯を炊くと炊飯器より美味しく炊けますか?
A. 圧力調理によってお米の芯まで素早く熱が通り、デンプンがしっかり糊化するため、一般的なマイコン炊飯器よりもモッチリとした粘りと甘みのあるご飯が炊き上がります。冷めてもパサつきにくくおにぎりやお弁当にも向いています。ただし、炊飯専用の高級圧力IH炊飯器と比べると保温性能や細かな食感の炊き分け機能は劣るため、炊き上がったら早めに小分けにして冷凍保存するのが美味しく食べるコツです。
Q2. 圧力調理の音が怖かったり危険だったりしませんか?
A. ガス火の圧力鍋のように「シュンシュン」と大きな蒸気音を立て続けることはなく、調理中は驚くほど静かで動作しているのを忘れるくらいです。また、内圧が完全に下がりきるまでフタが開かない安全ロック機構や、異常な圧力を逃す安全弁など、多重の安全設計が組み込まれています。使い方のルールを守っていれば、吹きこぼれや爆発のような事故の心配はまずありませんので安心してくださいね。
Q3. 食洗機で洗えるパーツはありますか?
A. 残念ながら、内鍋や本体のフタ、ゴムパッキンなどの主要パーツは基本的に食洗機非対応(手洗い推奨)となっています。食洗機の高温温水や強力なアルカリ性洗剤を使用すると、内鍋のフッ素コーティングが剥がれやすくなったり、シリコンパッキンが劣化・変形して圧力がかからなくなったりする原因になります。少し手間に感じるかもしれませんが、柔らかいスポンジと中性洗剤で優しく手洗いしてあげてください。
Q4. 毎日使うと電気代はどれくらいかかりますか?
A. 一般的な電気圧力鍋(消費電力800W〜1000W前後)で1回の調理(約1時間の工程)を行った場合、電気代はおよそ15円から25円前後が一般的な目安となります。ガスコンロで硬いお肉を何時間も煮込む場合のガス代と比べると、むしろ光熱費をグッと安く抑えられるケースが多いです。家計への負担も非常に穏やかですので、毎日の献立作りに気兼ねなくフル活用していただけますよ。
家族と献立に合わせた最適な1台を
アイリスオーヤマの電気圧力鍋は、手頃な価格帯でありながら、日々の台所仕事を劇的に楽にしてくれる頼もしいパートナーです。
選ぶときの最大のカギは、カタログ上の価格だけに目を奪われず、「満水容量ではなく実際の調理容量を把握すること」、そして「家族の人数と普段作りたいおかずの量に合ったサイズを選ぶこと」に尽きます。
日々の献立やお弁当作りに追われているあなたにとって、スイッチひとつでお任せできる電気圧力鍋は、毎日の夕方にゆとりある時間を取り戻す素晴らしいきっかけになるはずです。
ぜひご家庭にぴったりの1台を迎えて、美味しくて温かいおうちごはんを楽しんでみてくださいね。
