毎日のごはん作りで一番手にする調理道具といえば、やっぱり包丁ですよね。
元栄養士として給食現場や家庭のキッチンで数えきれないほどの食材を切ってきた私ですが、普段の料理で本当に頼りになる一本って何だろうとずっと考えてきました。
野菜の千切りからお肉の筋切り、魚の処理までスムーズにこなせて、しかも毎日のお手入れがラクなものを選びたい。
そんな思いから手に入れたのが、オールステンレスで継ぎ目のない一体構造が美しい貝印三徳包丁関孫六匠創AB5157でした。
「オールステンレスって滑りやすくないの?」「重くて手が疲れたりしない?」「切れ味は長持ちする?」など、気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、小学生の子どもと夫の3人暮らしである我が家の台所で、実際に毎日の料理に使って実感したリアルな使い心地を余すところなくお伝えします。
- オールステンレス包丁ならではの衛生面と扱いやすさ
- 匠創AB5157の切れ味や重さのバランスと実際の切り心地
- 木柄包丁との違いや知っておきたいメリットと注意点
- 切れ味を長持ちさせる日々のお手入れと研ぎ直しのコツ
貝印の関孫六匠創AB5157が選ばれる理由
老舗刃物メーカーの貝印が手がける「関孫六」シリーズの中でも、ひときわスタイリッシュで実用的なのがこの「匠創」シリーズです。
まずはその基本的な特徴と、なぜ多くの家庭で愛用されているのかを紐解いていきますね。
関孫六匠創AB5157の基本性能と特徴
関孫六 匠創 AB5157は、刃渡り165mmという、日本の家庭用キッチンで最も扱いやすい標準サイズの三徳包丁です。
刃身からハンドルまでがすべて継ぎ目のないステンレス鋼で一体成型されており、見た目の美しさはもちろんのこと、実用面でも非常に洗練された設計になっています。
刃にはハイカーボンステンレス刃物鋼が使われていて、モリブデンバナジウムを含んでいるため、鋭い切れ味とサビにくさを高いレベルで両立しているのが大きな持ち味です。
独自の研削技術によって刃先がとても薄く仕上げられており、食材に刃を入れた瞬間の抵抗感が極めて少ないのを感じられるでしょう。
家庭料理で出番の多い野菜の刻みや薄切り、お肉やお魚の切り分けまで、これ1本あれば日常の献立作りがほぼ完結する頼もしさがあります。
オールステンレス一体構造の大きな魅力
私がこの包丁を使い始めて一番に実感したのは、洗いやすさと圧倒的な清潔さでした。
従来の木柄包丁だと、刃と柄の接合部にどうしても細かな隙間ができてしまい、そこに水滴や食材の微細な汚れ、洗剤の泡などが入り込みがちですよね。
長年使っているうちに柄の内部が黒ずんだり、木が痩せてグラついたりした経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、匠創のような一体構造であれば、汚れが引っかかる段差や隙間が文字通りどこにも存在しません。
スポンジでスーッと全体を滑らせるだけで全体を綺麗に洗い流せて、水気もサッと拭き取れる爽快感は、一度体験すると手放せなくなる心地よさがあります。
衛生面のメリット
継ぎ目がないため雑菌や黒カビが繁殖する隙間がありません。生肉や魚を切った後でも、熱湯消毒や全体洗いが気兼ねなくできる安心感があります。
元栄養士が注目する日々の衛生管理
給食現場や調理施設で徹底されていた衛生管理の基本は、「汚れを溜めないこと」と「しっかりと乾燥させること」の2点に尽きます。
家庭の台所でも、特に夏場や梅雨時は食中毒への配慮が欠かせません。小さなお子さんやご高齢のご家族がいる家庭なら、なおさら衛生面には気を使いますよね。
木製の柄は水分を含むと芯まで乾くのに時間がかかりますが、ステンレスなら拭いた瞬間からほぼ乾いた状態を作ることができます。
いつでも清潔な状態でスタンバイしておける道具があるというのは、料理をする側にとって大きな安心感につながるのではないでしょうか。
実際に使ってわかったリアルな切り心地
道具としてのスペックがどれほど優れていても、肝心の「切れ味」や「手馴染み」が良くなければ毎日の料理が楽しくなりませんよね。実際にいろんな食材を切ってみた感覚を詳しくお話しします。
トマトや鶏肉を切ったときの感動的な切れ味
包丁の切れ味を試す定番食材といえばトマトですが、匠創 AB5157を初めてあてたときの感覚は、まさに吸い込まれるようでした。
完熟した柔らかいトマトの皮にも刃先が滑ることなくスッと入り、刃の重みを使って軽く前後に引くだけで、果肉を押しつぶさずに極薄の輪切りがスイスイ作れます。
トマトの断面から果汁がまな板にドバッと流れ出ないのは、細胞を押し潰さずに鋭く断ち切っている証拠ですね。
さらに違いがはっきり現れたのが、皮付きの鶏もも肉を切ったときでした。
切れ味の落ちた包丁だと、ぶよぶよとした鶏皮が切れずに引きちぎるような形になってしまいがちですが、匠創なら皮側からでもスパッとストレスなく切り分けることができます。
筋っぽい部分も軽快に切れるので、唐揚げや親子丼の下ごしらえがあっという間に終わるようになりました。
◆ワンポイントアドバイス
お肉や完熟トマトを切るときは、上から力任せに押し切るのではなく、包丁の刃渡り全体を使って「手前にスーッと引く」ように動かすのがコツです。
刃先の鋭さと包丁自体の重みだけで、驚くほど綺麗に切れますよ。
硬いかぼちゃや根菜類への刃入りと安定感
一方で、かぼちゃやレンコン、サツマイモのような硬い野菜を切るときはどうでしょうか。
匠創 AB5157は刃先が非常に薄く作られているため、大根や人参の千切りなどでは驚くほど軽い力でサクサク刻むことができます。
ところが、丸ごとの硬いかぼちゃのように厚みと硬さがある食材に対しては、刃の薄さゆえに途中でギュッと挟まれるような感覚を覚えることがあるかもしれません。
無理に左右にこじったりねじったりすると、刃こぼれの原因になってしまうので注意が必要です。
かぼちゃを切り分けるときは、あらかじめ電子レンジで軽く温めて柔らかくしてから刃を入れるか、包丁のあごに近い厚みのある部分を使って真っ直ぐ垂直に力をかけるのがおすすめです。
重さと重心バランスが手首に与える影響
匠創 AB5157の重量は約134gと、一般的な木柄の三徳包丁(120〜150g程度)と比べても平均的な扱いやすい重さに収まっています。
「オールステンレス=金属の塊だから重いのでは?」と身構えてしまう方もいるかもしれませんが、ハンドル内部が中空(空洞)構造になっているため、想像以上に軽やかな振り抜き感です。
重心が刃と柄のちょうどつなぎ目付近に設計されているため、握ったときに手元が重すぎず、刃先が下がりすぎることもありません。
夕食の準備で何種類もの野菜を刻んだり、下ごしらえが長時間に及んだりしても、手首や前腕に余計な負担がかかりにくいのは嬉しいポイントだと感じています。
独特な流線型ハンドルの持ちやすさを検証
金属のハンドルと聞くと、「濡れた手で持つとツルツル滑るんじゃない?」「冬場は冷たくて握りにくいのでは?」という疑問が真っ先に浮かびますよね。このあたりもしっかり使い込んで確かめてみました。
水や油で濡れた手でも滑らないスリット加工
匠創のハンドル表面をよく見ると、規則的な凹凸パターン(スリット加工)が刻まれているのが分かります。
この溝が指の腹や手のひらにしっかり引っかかるため、野菜を水洗いした後の濡れた手で握っても、手元が滑るような不安感はほとんどありません。
また、ハンドル全体の形状が平坦な円筒ではなく、手のひらのアーチに沿うように緩やかなカーブを描いてシェイプされているのも特徴的です。
軽く握り込むだけで自然と指先が定位置に収まるため、余計な握力を入れずに刃先をコントロールしやすい構造になっています。
握りやすさの工夫
ハンドル表面の立体的なスリットが滑り止めの役割を果たし、手のひらにフィットする流線型の立体カーブが長時間の作業でも疲れを軽減してくれます。
手のサイズを選ばない絶妙な太さとフィット感
我が家では私だけでなく、時々夫も料理を担当してくれますが、手の大きさが違う男女どちらでも違和感なく扱えています。
ハンドルの中央部分がやや太く、前後はすっきりと絞り込まれているため、手の小さな女性がぎゅっと握り込んでも太すぎると感じません。
反対に手の大きな男性が持っても、指の第2関節が浮いてしまうような頼りなさがなく、手の中にしっくり収まります。
家族みんなで共用する一本としても、非常にバランスが良いサイズ感に仕上がっていると言えるでしょう。
冬場のひんやり感は実際のところどうなのか
金属製ハンドルならではの気になる点として、「冬場のキッチンの寒さ」がありますよね。
確かに、真冬の早朝や冷え切った台所で包丁を手にした瞬間、木柄に比べれば一瞬「ヒヤッ」とした感触が手のひらに伝わってきます。
ただし、ハンドル内部が空洞になっているため熱容量が小さく、握って数十秒もすれば体温が移ってすぐに気にならなくなります。
極端に冷え性で金属の冷たさがどうしても苦手という方以外は、それほど心配する必要のないレベルかなというのが私の率直な実感です。
木柄包丁とオールステンレス包丁の徹底比較
包丁を買い替えるとき、昔ながらの木の柄にするか、それとも現代的なオールステンレスにするかで悩む方はとても多いです。日々の使い勝手やメンテナンス性の違いを比較表も交えて整理してみましょう。
| 比較項目 | 関孫六 匠創(オールステンレス) | 一般的な木柄包丁 |
|---|---|---|
| 衛生面・汚れ落ち | 隙間がなくサッと洗えて常に衛生的 | 口金や柄の隙間に汚れが溜まりやすい |
| 食器洗浄機への対応 | 公式に対応(手軽に丸洗い可能) | 原則不可(木の割れや腐食の原因) |
| 耐久性・寿命 | 柄の腐食やガタつきが起こらない | 経年劣化で柄の交換が必要になることも |
| 握り心地・温かみ | 滑り止めはあるが冬場少し冷たい | 手馴染みが柔らかく温かみがある |
| 価格帯の手頃さ | 3,000円台〜4,000円台でコスパ優秀 | 千円台から数万円まで幅広く存在 |
日々の手入れと耐久性における決定的な違い
木柄包丁の最大の弱点は、長年使い続けることによる「柄の劣化」にあります。
洗ったあとの乾燥が不十分だと内部の鋲(びょう)周辺から木が腐ってきたり、逆に乾燥しすぎてヒビが入ったりすることが避けられません。
それに対して、オールステンレスの匠創は金属の一枚板から成形されているようなものなので、柄が腐ることも抜けることも物理的にあり得ません。
定期的に刃を研ぎ直してさえいれば、5年、10年と変わらない使い心地で長く付き合っていける耐久性の高さがあります。
食器洗浄機を使いたい人にとっての最適解
毎日の家事を時短するために食器洗い乾燥機(食洗機)を活用しているご家庭なら、この包丁はまさに救世主のような存在になってくれます。
多くの包丁は、食洗機の高温温風や強いアルカリ性洗剤によって柄が傷んだり接着剤が剥がれたりするため、「食洗機不可」と指定されていますよね。
その点、関孫六 匠創 AB5157はメーカー公式で「食器洗浄機対応」と明記されているため、夕食作りのあとのお皿と一緒に放り込んで丸洗いできます。
高温のお湯ですっきり洗い流して乾燥まで一気に終わらせられる手軽さは、忙しい共働き家庭や子育て世帯にとって何物にも代えがたいメリットです。
食洗機を使うときの注意点
他の金属製食器やスプーンなどのカトラリーと刃先が直接ぶつかると、衝撃で刃こぼれを起こすことがあります。セットするときは刃が何にも接触しないよう、所定の包丁差しスペースにしっかり固定してくださいね。
見た目の洗練さとキッチンの統一感
機能面だけでなく、キッチンのインテリアとしての美しさも見逃せないポイントです。
近年のシステムキッチンはステンレストップやモノトーン調のデザインが増えていますが、オールステンレスの包丁はそうした現代的な空間にすっきりと溶け込みます。
マグネット式のナイフラックにペタッと貼り付けて見せる収納にしても、まるでプロの厨房のような洗練された雰囲気が漂いますよ。
お気に入りの道具が視界に入るだけで、毎日の台所仕事に対するモチベーションが少し上がったりするものですよね。
購入前に知っておくべき注意点とデメリット
どんなに優れた道具であっても、すべての人にとって100点満点というわけではありません。使ってみて初めて分かった気になる点や、注意すべきポイントについても包み隠さずお話しします。
冷凍食品や硬い骨を切ると刃こぼれする恐れ
匠創 AB5157の刃先は、鋭い切れ味と食材への入り込みやすさを追求するために、非常に薄く研ぎ澄まされています。
この「薄さ」は野菜やお肉の薄切りでは絶大な威力を発揮しますが、硬いものに対して無理な負荷をかけると刃が欠けやすいという裏返しでもあります。
カチカチに凍った冷凍肉や冷凍魚、大きな魚の硬い骨、カニの殻などを切るために使うのは絶対に避けてください。
硬いものへの使用は厳禁
骨や冷凍食品など極端に硬い食材を無理に切ろうとすると、刃先がパキッと欠けてしまう危険があります。そうした食材には専用の出刃包丁や冷凍切り包丁を使うようにしましょう。
ステンレスだからといって絶対に錆びないわけではない
「ステンレス包丁=絶対に錆びない」と思われがちですが、実はこれもよくある誤解の一つです。
ステンレス鋼は「錆びにくい(Stain-less)」金属であって、「錆びない」わけではありません。
特に、塩分の強い調味料や、レモン・お酢などの酸が強い食材を切ったあと、洗わずに長時間放置してしまうと、点状の黒サビ(孔食)が発生することがあります。
また、濡れたまま鉄製のフライパンや缶詰などの近くに放置すると「もらいサビ」が付着してしまうこともあるため、使い終わったらなるべく早めに洗い、水気をしっかり拭き取ることが長持ちの秘訣です。
切れ味を維持するための定期的なメンテナンス
どんなに高級で鋭い包丁でも、毎日使い続けていれば数週間から数ヶ月で必ず刃先が摩耗し、切れ味は少しずつ落ちていきます。
「買った当初の感動的な切れ味がずっと続く」と期待しすぎると、ある日ふとトマトの皮が切れにくくなったときにがっかりしてしまうかもしれません。
切れ味の低下を最小限に抑え、いつでも快適な切り心地を楽しむためには、後述するシャープナーや砥石を使った定期的なお手入れが不可欠になります。
切れ味を長持ちさせる研ぎ方とお手入れ術
包丁の寿命を決めるのは、日々の使い方とお手入れの習慣です。特別な技術がなくても自宅で簡単にできるメンテナンス方法を詳しく解説していきますね。
簡易シャープナーを使った手軽な日常ケア
本格的な砥石を使って包丁を研ぐのは難しそう…と感じる方には、溝に刃を通して数回引くだけの「ロールシャープナー」がぴったりです。
貝印公式からも関孫六シリーズ専用のダイヤモンド&セラミックシャープナーが販売されており、これを使えば誰でも失敗なく刃先を整えることができます。
切れ味が少し落ちてきたなと感じたら、月に1〜2回程度、シャープナーの溝に包丁を真っ直ぐ差し込み、手前にスッスッと3〜5回ほど軽く引くだけで十分です。
力を入れすぎると刃先を痛めてしまう原因になるので、包丁自体の重みだけで優しく撫でるように引くのが上手に研ぐポイントですよ。
◆ワンポイントアドバイス
簡易シャープナーは刃先を削り直すというより「刃先の曲がりや潰れを一時的に整える」道具です。
日常的なお手入れにはこれで十分ですが、数ヶ月に一度は本格的な砥石で研いであげると、新品のような鋭い切れ味が蘇りますよ。
中砥石を使った本格的な研ぎ直しの手順
包丁本来の吸い付くような切れ味をずっと維持したいなら、1000番前後の中砥石を使った研ぎ直しに挑戦してみるのもおすすめです。
砥石を10分ほど水に浸して気泡が出なくなったら平らな場所に置き、包丁を砥石に対して約45度の角度で斜めに当てます。
刃先と砥石の間に10円玉が2枚入るくらいの隙間(角度にして約15度)を一定に保ちながら、前後にゆっくりストロークさせていきましょう。
研いでいくと刃の反対側に「カエリ(バリ)」と呼ばれる微細な引っかかりが出てくるので、それを指の腹で確認したら裏面も同様に軽く研ぎます。
最後に新聞紙や布に刃先を軽く擦り付けてバリを取り除けば、プロ顔負けの鋭い刃付けが完成します。
まな板の選び方で変わる包丁の刃持ち
意外と見落とされがちなのが、「包丁とまな板の相性」です。
食材を切るとき、包丁の刃先は必ずまな板の表面に衝突しています。硬すぎるまな板を使っていると、食材ではなくまな板によって刃先がどんどん摩耗してしまうのです。
特にガラス製や大理石調の硬質プラスチックまな板は、包丁の刃にとっては大敵と言わざるを得ません。
包丁の切れ味を少しでも長く保ちたいなら、刃当たりの柔らかい木製まな板(イチョウやヒノキなど)や、弾力性のある合成ゴム製のまな板を組み合わせるのが理想的です。
刃先を優しく受け止めてくれるまな板を選ぶことで、包丁の寿命もグンと延びますよ。
メーカーが発信する正しい刃物のお手入れ情報や製品仕様については、貝印公式ホームページも合わせて確認しておくとより確実な知識が深まります。
関孫六シリーズの他モデルとの違い
貝印の関孫六ブランドには、匠創のほかにもたくさんの魅力的なシリーズが存在します。
店頭やネットショップで見かけて「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方に向けて、代表的なモデルとの違いを比較してみましょう。
木柄の定番モデル「関孫六 わかたけ」との違い
まず比較されることが多いのが、エントリーモデルとして人気の「わかたけ」シリーズです。
わかたけは非常にリーズナブルな価格設定で、ハンドルには耐熱性のある樹脂が使われているため、こちらも食洗機に対応しています。
ただし、使われている刃の鋼材グレードや刃付けの精密さは、明らかに上位モデルである匠創の方が優れています。
切れ味の鋭さや刃持ちの良さ、そして持ったときの適度な重厚感や見た目の高級感を求めるのであれば、少し予算を足してでも匠創を選んだ方が後悔のないお買い物になるはずです。
上位ライン「関孫六 ダマスカス」との違い
関孫六シリーズの中でも憧れの存在として名高いのが、美しい波紋模様が浮かぶ「ダマスカス」シリーズですよね。
ダマスカスは芯材に高硬度の高級鋼材を使用し、多層ステンレスを重ね合わせて鍛造されているため、切れ味の持続性と芸術品のような美しさはまさに最高峰です。
しかしながら、価格は匠創の2倍〜3倍近くになりますし、ハンドルには積層強化木が使われているため食洗機には入れられません。
「日々の料理で気兼ねなくガシガシ使いたい」「食洗機で手軽に洗いたい」という実用性重視の方にとっては、ダマスカスよりも匠創の方が圧倒的に扱いやすい一本と言えます。
三徳包丁と牛刀・ペティナイフの使い分け
今回ご紹介しているAB5157は三徳包丁ですが、匠創シリーズには同じデザインの牛刀やペティナイフもラインナップされています。
三徳包丁は日本の「肉・魚・野菜」の3つを万能に切れるよう作られた形状で、まな板の上で刻み作業をするのに最も適しています。
一方、牛刀は刃渡りが長く先端が尖っているため、ブロック肉を大きくスライスしたり魚を捌いたりする作業に向いているのが特徴です。
普段の家庭料理が中心であれば、まずは基本の三徳包丁(AB5157)を1本選び、果物の皮むきやお弁当用のちょっとした刻み作業用にペティナイフを買い足すのが最も無駄のない揃え方ですよ。
関孫六匠創AB5157をおすすめしたい人
ここまで様々な角度から検証してきましたが、関孫六 匠創 AB5157はどんな人に最もフィットする包丁なのでしょうか。具体的に当てはまるタイプを整理してみました。
毎日の調理を時短して清潔に保ちたい家庭
何よりも「お手入れのラクさ」と「衛生面」を重視したい方にとって、これ以上の選択肢はないと言っても過言ではありません。
使ったあとはサッと水洗いするだけで汚れが残りませんし、油汚れが気になるときは食洗機にポンと入れるだけで除菌・乾燥まで完了します。
仕事や育児で毎日忙しく、料理のあとの片付けにできるだけ時間をかけたくない方には、心強い味方になってくれるはずです。
初めて本格的な包丁を手に入れたい料理初心者
「一人暮らしを始めた」「自炊をもっと頑張りたい」という料理初心者の方の最初の一本としても、強くおすすめできます。
千円前後の安価な包丁からこの匠創に持ち替えると、野菜の千切りが驚くほど薄く切れたり、お肉が軽い力でスッと切り分けられたりして、料理の腕が上がったような感動を味わえるでしょう。
刃渡り165mmというサイズも、狭いキッチンのまな板の上で取り回しがしやすく、最初の一本として最も扱いやすい黄金比です。
古くなった包丁からの買い替えを検討している人
実家から持ってきた古い包丁や、何年も研がずに切れ味の落ちた包丁をなんとなく使い続けている方はいませんか?
切れない包丁を使い続けると、無駄な力が入って手首が疲れるだけでなく、滑って指先を怪我してしまうリスクも高まります。
道具を新しくするだけで、毎日の夕食作りが劇的に快適になり、お料理の時間がもっと楽しくなるのを実感していただけると思います。
関孫六匠創AB5157に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 関孫六 匠創 AB5157は本当に食洗機で洗っても大丈夫ですか?
A. はい、メーカー公式で食器洗浄機・乾燥機対応と明記されています。オールステンレスの一体成型なので、高温のお湯や強力な乾燥熱でも柄が変形したり劣化したりする心配がありません。ただし、食洗機内で他の金属製食器やカトラリーと刃先がぶつかると刃こぼれの原因になりますので、専用の包丁立てスペースにしっかり固定してセットしてくださいね。
Q2. 購入直後からすぐに使えますか?研ぎ直しは必要ですか?
A. 工場出荷時にプロの手によって鋭い刃付けが施されているため、箱から出して軽く中性洗剤で洗っていただければ、すぐに抜群の切れ味で使用できます。最初の数ヶ月はそのまま快適に使えますので、切れ味が少し落ちてきたと感じたタイミングで簡易シャープナーなどをお使いいただくのがおすすめです。
Q3. オールステンレスの包丁は滑りやすくありませんか?
A. ハンドルの表面に立体的なスリット(溝)加工が施されており、手のひらのアーチに沿った立体的なカーブ形状になっているため、濡れた手で握っても驚くほど滑りにくい設計になっています。余計な力を入れずに軽く握るだけでしっかりと指先が安定しますよ。
Q4. 左利きでも問題なく使えますか?
A. 三徳包丁であるAB5157は、刃の両面に均等な角度がついている「両刃(左右兼用)」仕様となっています。また、ハンドルの形状も左右対称に作られていますので、右利きの方はもちろん、左利きの方でも全く同じ使い心地で快適にお使いいただけます。
Q5. サビが出てしまった場合はどうすれば落とせますか?
A. もし表面に薄いもらいサビや点サビが出てしまった場合は、市販のクレンザー(研磨剤入り洗剤)をスポンジやワインのコルクにつけて、サビの出ている部分を優しくこすり落としてみてください。初期のサビであれば綺麗に取り除けます。サビを防ぐためにも、使用後は汚れを落として早めに水分を拭き取る習慣をつけると安心です。
貝印関孫六匠創AB5157で料理を快適に
今回は、貝印のオールステンレス三徳包丁「関孫六 匠創 AB5157」について、毎日の台所仕事で実際に使い込んできたリアルな体験談をもとにレビューをお届けしました。
食材に吸い込まれるような鋭い切れ味、継ぎ目が一切ないオールステンレスならではの清潔さ、そして食洗機で気兼ねなく丸洗いできる手軽さは、一度味わうと本当に手放せなくなります。
料理の時間を少しでもラクに、そして美味しく仕上げたいと考えている方にとって、3,000円台〜4,000円台という手頃な価格帯で手に入るこの包丁は、コストパフォーマンスの面でも間違いなくおすすめできる逸品です。
使い勝手の良い万能な一本として貝印三徳包丁関孫六匠創AB5157を台所に迎えてみてはいかがでしょうか。
毎日のごはん作りが今よりもっと軽やかで、楽しい時間に変わっていく感覚を、ぜひあなたのキッチンでも体験してみてくださいね。

