果物ナイフとペティナイフの違いは？用途と基本的な違いを徹底比較

こんにちは。まないたの・・・ 運営者の「mana」です。

キッチンに立つと、「果物ナイフ」と「ペティナイフ」って、名前も見た目もなんだか似ていて戸惑うこと、ありませんか？

manaも料理を始めたての頃は、この二つの違いがよく分からなくて。どっちがいいのか、どう使い分けるべきなのか、大きさや刃渡りも色々あって、選ぶのに結構悩んだ経験があります。

もしかしたら、あなたも「果物の皮むきだけなら果物ナイフで十分？」「ペティナイフがあれば代用できるの？」「初心者におすすめなのはどっち？」なんて疑問を持っているかもしれませんね。

この記事では、そんな果物ナイフとペティナイフの違いを基本的なところからしっかり比較して、あなたのキッチン作業に本当に役立つ一本を見つけるお手伝いをしたいなと思います。

果物ナイフとペティナイフの違いを徹底比較

まずは、この二つのナイフが具体的にどう違うのか、基本的なところから見ていきましょうか。
似ているようで、実は得意なことが全然違うんですよね。

果物ナイフとは？

果物ナイフは、その名前の通り、「果物」の扱いに特化したナイフ、というイメージが強いですね。

刃渡りはだいたい9cm前後の小ぶりなものが多くて、りんごや梨の皮をむいたり、オレンジの房取りをしたりするのに便利です。

刃の幅が狭くて、全体的にスリムなデザインのものが多いかなと思います。

特徴的なのは、「手に持って」作業することを想定している点。

まな板の上で使うというよりは、りんごを片手に持って、もう片方の手でナイフを動かして皮をむく…みたいなシーンが得意分野です。

もちろん、まな板の上で使えないわけじゃないですけど、刃渡りが短かったり、刃の強度がそこまで高くないものもあるので、野菜をガンガン切ったりするのにはあまり向いていないかな、というのがmanaの印象です。

まさに「果物用」という感じですね。

ペティナイフとは？

一方のペティナイフは、よく「小さい万能包丁」なんて言われます。

「ペティ（Petty）」というのは、フランス語で「小さい」っていう意味らしいですよ。
おしゃれですよね。
その名の通り、三徳包丁や牛刀をそのままキュッと小さくしたような形が特徴です。

刃渡りは9cm～15cmくらいと、製品によって結構幅があります。
先端が鋭く尖っていて、この先端が細かい作業にすごく便利なんです。

果物ナイフのように果物の皮むきやカットも得意なんですが、それ以上に、まな板の上での作業で真価を発揮します。

野菜の飾り切りや薬味のみじん切り、小さなお肉や魚の下ごしらえまで、「ちょっと使い」のあらゆるシーンで活躍してくれます。

まさに三徳包丁のサブとして、一本あるとキッチンの効率が格段に上がる、頼れる存在ですね。

大きさと形の違いをチェック

一番わかりやすい違いは、やっぱり大きさと形ですよね。

さっきもお話しした通り、果物ナイフは刃渡り10cm以下のものが多くて、全体的に小ぶりでスリム。

りんごの皮むきみたいに手に持って作業するのに適した、軽くて扱いやすいデザインが多いです。

それに対してペティナイフは、刃渡りにバリエーションがあります。
9cmくらいのものから、長いと15cm、ものによっては18cmなんてのもあります。

そして形。
ペティナイフは、牛刀みたいに先端がスッと尖っているのが特徴。
この先端があることで、まな板の上で食材の端っこを切ったり、みじん切りをしたりする作業がすごくやりやすいんです。

果物ナイフは、先端が丸みを帯びているものや、ペティナイフほど鋭くないものも多いかなと思います。

大きさの違い（目安）

• 果物ナイフ：刃渡り 9cm前後が多い
• ペティナイフ：刃渡り 9cm～15cmと幅が広い

刃の厚みや構造の違い

見た目じゃ分かりにくいかもですが、刃の厚みや構造も微妙に違ったりしますね。

果物ナイフは、皮をむく動作をスムーズにするために、刃が薄めに作られていることが多い印象です。

しなやかさがあるというか、小回りが利くように設計されている感じ。

一方のペティナイフは、小さいとはいえ「万能包丁」としての役割を果たすために、ある程度の強度と耐久性を持たせてあります。

根元（アゴ）の部分がしっかりしていて、刃先に向かって鋭くなっている構造は、まさに牛刀や三徳包丁ゆずりです。

このしっかりした作りが、果物だけじゃなく、根菜やちょっとしたお肉にも対応できる理由かなと思います。

もちろん、これはあくまで一般的な傾向なので、メーカーや製品によって「これはペティナイフだけど薄めだな」とか「果物ナイフだけど意外としっかりしてるな」とか、個体差はありますけどね。

果物ナイフの主な使い道

果物ナイフが得意なのは、もう名前の通り、果物の皮むきやカットです。

りんごや梨の皮をくるくるーっとむいたり、オレンジやグレープフルーツの房取り（薄皮をむく作業）をしたり。

こういう作業って、ナイフを手に持って、果物を回しながらやることが多いですよね。
まさに、そういう使い方に最適化されています。

ほかにも、じゃがいもの芽を取ったり、ちょっとした野菜の面取りに使ったり。
基本的にはまな板を使わないような、手元での細かい作業に向いていると思います。

ただ、裏を返せば、用途がかなり限定的とも言えます。
「それならペティナイフでいいかな」って思う人も多いかも。
manaのキッチンでも、正直、純粋な「果物ナイフ」の出番は少なめかもしれません…

ペティナイフの便利な使い道

ペティナイフは本当に万能選手です。
まず、果物ナイフができることは、ほぼ全部できます。
皮むきもカットももちろんOK。

それに加えて、まな板の上での作業が格段にやりやすいんです。

野菜や薬味のカット

トマトのスライスやきゅうりの輪切り、ネギや生姜、ニンニクのみじん切りも、先端が尖っているからすごくやりやすい。

大きな三徳包丁を出すまでもない、「ちょっと使い」に最適ですね。
manaは朝食の準備とか、お弁当作りで大活躍させてます。

お肉やお魚の下ごしらえ

鶏肉の余分な脂身や筋を取ったり。お魚なら、小さめのアジやキスを開いたり、内臓を取ったりするのにも使えます。

大きなブロック肉や骨のある魚をさばくのは無理がありますけど、細かい下ごしらえレベルなら十分対応できますよ。

ペティナイフは、三徳包丁のサブとして、「小さいけど頼れる相棒」みたいな存在ですね。

果物ナイフとペティナイフの違いと選び方

それぞれの違いが分かったところで、じゃあ実際に「自分にはどっちがいいの？」という選び方のポイントを見ていきましょう。

ライフスタイルによって、おすすめは変わってくるかなと思います。

どっちがいい？利用シーン別

結局、どっちがいいかは「何に一番使いたいか」次第かなと思います。

食卓でサッと果物をむきたい人

食事の後や朝食で、食卓に持って行って、その場でサッと果物の皮をむきたい、という用途がメインなら、果物ナイフが手軽でいいかもしれません。

コンパクトですし、食卓に出しても仰々しくないデザインのものも多いですよね。

キッチンで色々なことに使いたい人

皮むきもするけど、それ以外にも野菜を切ったり、薬味を刻んだり、お肉の下ごしらえをしたり…と、キッチンでマルチに使いたいなら、これはもう断然ペティナイフがおすすめです。

「大は小を兼ねる」じゃないですけど、ペティナイフは果物ナイフの役割もほぼカバーできることが多いんですよね。

manaも、もし今どちらか一本だけ選ぶなら、迷わずペティナイフを選びます。

果物ナイフの代用アイディア

「果物ナイフ、持ってないけど今すぐ皮むきしたい！」って時、ありますよね。

もちろん、一番の代用はペティナイフです。
ペティナイフがあれば、正直、果物ナイフがなくて困るシーンはほとんどないかなと思います。

じゃあ、ペティナイフもない場合は？

正直に言うと、三徳包丁や牛刀でも皮むきはできます。…できますけど、すっごくやりにくいです。

刃が大きくて重いので、手に持ってりんごの皮をむく、みたいな作業には全然向いてないんですよね。
刃が滑って怪我をするリスクも高まる気がします。

大きな包丁で手持ちの皮むき作業を行うのは、刃が滑りやすく危険を伴う可能性があります。

もし試される場合は、あくまで自己責任で、くれぐれも指を切らないように十分注意してくださいね。

りんごや梨、じゃがいもみたいにピーラーが使えるものなら、ピーラーを使うのが一番安全で手っ取り早いと思います。

ペティナイフの代用は可能か

ペティナイフの代用…これはちょっと難しいかもしれません。

ペティナイフの最大の魅力は、「まな板の上での細かい作業」と「手持ちでの皮むきなどの作業」の両方が得意という、その絶妙なサイズ感にあると思うんです。

三徳包丁や牛刀だと、薬味のみじん切りはできても、じゃがいもの芽取りみたいな手持ちの作業はやりにくい。
かといって果物ナイフだと、まな板の上でトマトをスライスしたり、きゅうりを輪切りにしたりするのは、刃渡りが足りなかったり、刃の強度が心許なかったり…

どちらの役割も中途半端にしかこなせない、ということになりがちです。

もちろん、全部三徳包丁一本でこなしちゃう！という料理上級者の方もいるとは思いますけど、ペティナイフが一本あると、料理の効率や「ちょっとした手間」感が格段に改善されるのは間違いないかな、とmanaは思います。

初心者のおすすめはどっち？

これから料理を本格的に始めたい、あるいはメインの包丁（三徳包丁など）に加えてサブの包丁を初めて買う、という初心者の方にmanaがおすすめするのは、断然ペティナイフです。

理由は、やっぱりその汎用性の高さ。

果物ナイフは「果物専用」になりがちですが、ペティナイフなら果物も野菜もちょっとしたお肉も扱えます。

メインの三徳包丁と使い分けることで、調理の幅がぐっと広がりますよ。

初心者におすすめの刃渡りは？

ペティナイフの刃渡りも悩みどころですよね。
manaの個人的なおすすめは、12cm～13cmあたりかなと思います。

9cmや10cmだと小さすぎて、結局、果物ナイフとあまり変わらなくなっちゃうかも。

逆に15cm以上になると、今度はメインの三徳包丁（17cm前後が多い）とのサイズ差があまりなくて、使い分けが微妙になる可能性があります。

12～13cmくらいなら、手元での作業も、まな板の上での作業も、どちらもこなしやすい一番バランスの良いサイズ感かなと思います。

これはあくまでmanaの意見なので、目安の一つとして考えてみてくださいね。

最終的には、お店で実際に握ってみて、ご自身の手にしっくりくるものを選ぶのが一番かなと思います。

果物ナイフとペティナイフの違いを理解し選ぼう

ここまで、果物ナイフとペティナイフの違いについて、色々とお話ししてきました。

【おさらい】

• 果物ナイフ: 主に手持ちでの果物の皮むき・カット用。小ぶりで刃が薄め。
• ペティナイフ: 小さい万能包丁。
  皮むきも、まな板での細かい作業（刻む・切る・下ごしらえ）も得意。刃渡りに幅がある。

果物ナイフとペティナイフの違い、なんとなく掴めたでしょうか？

ざっくり言えば、「用途が限定的なのが果物ナイフ」、「小さいけどキッチンで色々できるのがペティナイフ」という感じですね。

どちらも便利な道具ですが、特にペティナイフは一本あるとキッチンの作業効率が本当に変わる、とmanaは実感しています。

この記事が、あなたのナイフ選びの参考になったら嬉しいです。

包丁はとても便利な道具ですが、同時に、扱い方によっては怪我につながる危険性もあります。

特に、用途に合わない使い方（例えば、ペティナイフで冷凍食品や硬いカボチャ、太い骨を切るなど）は、刃が欠けたり折れたりする原因になり、大変危険です。
絶対に避けてください。

ご自身の使い方に合った、安全で使いやすい一本を見つけて、毎日の料理を楽しんでくださいね。