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圧力鍋レシピおすすめ|作りやすい定番料理と時短で栄養を逃さないコツや注意すべきNG食材

圧力鍋レシピおすすめ|作りやすい定番料理と時短で栄養を逃さないコツや注意すべきNG食材 圧力鍋
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毎日のごはん作り、仕事や育児で忙しいと本当に大変ですよね。メインのおかずをじっくり煮込む時間なんて平日はなかなか取れないですし、つい炒め物や簡単な焼き物ばかりが続いてしまうこともあるのではないでしょうか。

我が家でも小学生の息子がお腹を空かせて帰ってくるので、夕方のキッチンはいつも時間との戦いです。そんな日々の食事作りで、元栄養士の私が何年も頼りにしている相棒が圧力鍋なんです。

「爆発しそうで怖い」「使い方が難しそう」「棚の奥に眠ったままになっている」という声をよく聞きます。でも、基本的な仕組みと簡単なコツさえ掴んでしまえば、これほど心強い調理器具はありません。

普通の鍋なら1時間以上かかる煮込み料理が、加圧時間わずか10分から15分ほどで驚くほど柔らかく仕上がります。お肉はスプーンでほぐれるほどジューシーになり、魚は骨まで丸ごと食べられるようになりますよ。

今回は、圧力鍋を初めて手にした初心者さんでも絶対に失敗しない定番のおすすめ料理から、日々の献立やお弁当に役立つ活用術まで、我が家でリアルに作っているレシピを交えて余すところなくお話ししますね。

  • 圧力鍋の仕組みと失敗しない基本の使い方
  • 初心者でも絶品に仕上がる人気の定番肉料理・魚料理レシピ
  • 普段のおかずや炊飯まで幅広く使いこなす万能活用術
  • 知っておくべき危険なNG食材と安全なお手入れ方法
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圧力鍋料理の魅力と基本

圧力鍋を使う前に、まずはなぜ短時間で料理が美味しく仕上がるのか、その仕組みとメリットをさらっと確認しておきましょう。理由がわかると、加圧時間の調整や火加減のコントロールがずっと簡単になりますよ。

調理時間を大幅に短縮できる仕組み

一般的なお鍋でお湯を沸かすと、どれだけ強火にしても100℃以上には上がりません。水蒸気が空気中に逃げてしまうからです。

一方、圧力鍋はフタを完全に密閉して蒸気を閉じ込めます。鍋の中の圧力を高めることで、水の沸点を約110℃〜120℃まで引き上げているのです。

高温・高圧の状態で一気に熱を通すため、通常の鍋に比べて調理時間を3分の1から4分の1程度にギュッと短縮できます。今まで休日にしか作れなかった本格的な煮込み料理が、平日の夜でもあっという間に食卓へ並べられますよ。

栄養とうま味を逃さない調理の秘密

元栄養士の目線から見ても、圧力鍋は栄養面で非常に優秀な調理器具かなと思います。

短時間で加熱が終わるため、熱に弱いビタミンCやビタミンB群といった水溶性ビタミンの分解を最小限に抑えられます。密閉空間で調理するので、食材本来の香りやうま味成分が外へ逃げ出さず、鍋の中にしっかり凝縮されるのも大きな特徴です。

素材の味が引き出される分、普段よりも少ない調味料で味がバシッと決まります。塩分や糖分を控えめにしたい健康志向のご家庭にもぴったりですね。

圧力鍋調理の大きなメリット

・調理時間を通常の3分の1〜4分の1に短縮できる
・水溶性ビタミンなどの栄養素が壊れにくい
・密閉状態でうま味が凝縮し、減塩調理でも美味しく仕上がる

初心者が知っておくべき安全な使い方

圧力鍋を使うとき、一番大切なのは安全確認です。とはいえ、難しい操作は一切ありません。毎回使う前に以下の3点を確認する習慣をつけましょう。

第1に、フタの裏側にあるゴムパッキンが正しく装着されているか。第2に、蒸気ノズルに食材カスなどの詰まりがないか。第3に、食材と水分の量が鍋の内側に刻まれている規定線(通常は鍋の深さの3分の2以下、豆類は3分の1以下)を超えていないか、です。

加熱を始めて蒸気がシューッと勢いよく噴き出したら、そこから弱火にしてレシピ通りの「加圧時間」を測ります。火を止めた後は、ピンが完全に下がって圧力が抜けるまで絶対にフタを開けてはいけません。このルールさえ守れば、事故が起きる心配はまずありませんよ。

◆ワンポイントアドバイス

ピンが下がりきる前に無理にフタを開けようとするのは絶対にNGです。急いでいるときでも、鍋に水をかけて急冷するか、自然に圧力が抜けるのをのんびり待ってくださいね。安全ピンがストンと落ちた合図を確認してからフタを開けるのが鉄則です。

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初心者におすすめの定番肉料理レシピ

圧力鍋の威力を最も実感できるのが、なんといってもお肉料理です。普段の鍋なら何時間もコトコト煮込まなければ硬くなってしまうお肉が、驚くほど柔らかく仕上がりますよ。我が家で大人気の4品を紹介しますね。

箸でほぐれる豚の角煮の作り方

圧力鍋を買ったらまず作ってほしい王道レシピが、豚の角煮です。脂身はプルプル、赤身は箸でスッと切れる感動の柔らかさに仕上がります。

下茹でと本調理の「2段階加圧」をするのが、脂っぽさを抜いて味を染み込ませる最大の秘訣です。

材料(4人分)分量作り方のポイント
豚バラブロック肉600g(大きめの角切り)縮むので大きめにカットする
長ネギの青い部分・生姜スライス1本分 / 1片分下茹で時の臭み消しに使用
調味料(醤油・酒・みりん・砂糖・水)各大さじ4(砂糖は大さじ3)/ 水200ml本調理で煮汁を軽く煮詰める

まず、鍋に豚肉、ネギの青い部分、生姜、かぶるくらいの水を入れてフタをし、強火にかけます。圧力がかかったら弱火にして15分加圧し、火を止めて自然放置します。

圧力が抜けたら肉を取り出し、ぬるま湯で表面の余分な脂を優しく洗い流しましょう。鍋も一度きれいに洗います。こうすることで豚特有の臭みが完全に抜けますよ。

綺麗にした鍋に豚肉と調味料、水を入れて再びフタをし、10分加圧して自然放置します。フタを開けたら、お好みでゆで卵を加え、中火で煮汁にとろみがつくまで10分ほど煮詰めれば完成です。お肉が舌の上でとろけるような絶品の角煮になりますよ。

ほろほろ柔らかい牛すじ煮込みのコツ

居酒屋さんのような本格的な牛すじ煮込みも、圧力鍋ならあっという間です。下処理さえしっかり行えば、コラーゲンたっぷりでトロトロの仕上がりになります。

牛すじ肉(400g)は、まず普通の鍋か圧力鍋のフタを開けた状態で、たっぷりの湯で5分ほど茹でこぼします。アクと脂をしっかり落としたら、流水で洗って一口大に切りましょう。

圧力鍋に下処理した牛すじ、大根、こんにゃく、生姜、だし汁300ml、酒大さじ3、みりん大さじ3、砂糖大さじ2、醤油大さじ3を入れます。フタをして20分加圧し、自然に圧力が抜けるのを待ちます。

フタを開けた後、仕上げに味噌大さじ2を溶き入れ、弱火で5分ほどコトコト煮込んで味を馴染ませてください。刻みネギや七味唐辛子を添えれば、ご飯もお酒も止まらない最高の一品になりますね。

骨まで柔らかい手羽先と大根の煮物

鶏の手羽先や手羽元は、圧力鍋の得意分野のひとつです。短時間の加圧で軟骨まで柔らかくなり、骨からの身離れが抜群によくなります。

大根は2cm厚さの輪切りにして皮を厚めにむき、隠し包丁を入れておきます。手羽先(8本)は皮目にフォークで数カ所穴を開けておくと、味が中までしっかり染み込みますよ。

鍋に手羽先、大根、水200ml、醤油大さじ3、酒大さじ3、みりん大さじ2、砂糖大さじ1.5、生姜スライスを投入します。フタをして加圧時間はたったの8分。ピンが落ちたらフタを開け、強めの火で煮汁を大根に回しかけながら照りを出していきます。

大根の芯まで鶏の出汁がジュワッと染み渡り、子どもたちも大喜びで骨ごとペロリと食べてくれますよ。

濃厚でコク深い無水カレーの基本

水を一滴も使わず、野菜から出る水分だけで作る「無水カレー」は、圧力鍋だからこそできる贅沢なメニューです。野菜の甘みと旨味が凝縮されて、まるでお店のような深い味わいになります。

玉ねぎ3個はみじん切り、完熟トマト3個(またはトマト缶1缶)はざく切りにします。鍋の底にまずトマトを敷き詰め、その上に玉ねぎ、セロリ、一口大に切った鶏もも肉や牛すね肉を重ねていきましょう。水分の多い野菜を一番下に敷くのが焦げ付きを防ぐポイントです。

フタをして10分加圧し、自然減圧します。フタを開けると、驚くほどたっぷりの水分が野菜から出ているのがわかりますよ。一度火を止めてカレールーを割り入れ、完全に溶かしてから弱火で5分ほどとろみがつくまで煮込めば完成です。

無水カレーを作るときの注意点

カレールーは粘度が高く焦げ付きやすいため、加圧前には絶対に入れないでください。必ず加圧が終わり、フタを開けてから溶かし入れましょう。

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骨まで柔らかくなる人気の魚料理レシピ

お魚料理って、骨を取るのが面倒だったりパサつきやすかったりして、敬遠されがちですよね。でも圧力鍋なら、小骨はもちろん硬い中骨までサクサクに柔らかくなります。カルシウムも丸ごと摂れるので、成長期のお子さんやご年配の方にも本当におすすめですよ。

骨まで丸ごと食べられる鰯の生姜煮

いわしやサンマなどの青魚は、圧力鍋で煮ると骨が全く気にならなくなります。生ゴミも出ず、後片付けが楽なのも主婦としては嬉しいところですよね。

頭と内臓を取り除いて綺麗に洗ったイワシ(6〜8尾)を、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ります。鍋に水150ml、酒100ml、醤油大さじ3、みりん大さじ2、砂糖大さじ2、酢大さじ1、たっぷりの千切り生姜を入れましょう。

お酢を加えることで、骨がさらに柔らかくなりやすくなります。落とし蓋をしてから圧力鍋のフタを閉め、加圧時間は約20分。急冷せず、ゆっくり自然放置して圧力を下げます。

フタを開けると、骨までホロホロに崩れる極上の生姜煮が出来上がっています。生姜の爽やかな香りで青魚特有の生臭さも一切ありません。

味がしっかり染み込む鯖の味噌煮

短時間で身をふっくら仕上げつつ、中心まで味噌の風味を行き渡らせる鯖の味噌煮です。

サバの切り身(4切れ)は皮目に十文字の切り込みを入れ、熱湯を回しかけて霜降りをし、冷水にとって血合いなどを優しく取り除きます。この下処理を丁寧に行うだけで、仕上がりの上品さが劇的に変わりますよ。

圧力鍋に水150ml、酒大さじ4、みりん大さじ3、砂糖大さじ2、生姜スライスを入れて沸騰させます。サバを皮目を上にして並べ、味噌の半量(大さじ1.5)を煮汁に溶かしましょう。

フタをして加圧時間は5分から7分程度。短時間の加圧でふっくら感を保ちます。圧力が抜けたらフタを開け、残りの味噌(大さじ1.5)を煮汁で溶いて加え、煮汁をスプーンで回しかけながら軽くとろみがつくまで煮詰めてください。味噌を2回に分けて入れることで、風味が飛ばずに濃厚に仕上がります。

臭みを消して仕上げる鰤大根の極意

冬の定番であるブリ大根も、圧力鍋を使えば大根の下茹でなしで一発で味が染み込みます。

ブリのアラや切り身は塩を振って15分置き、出てきた水分を拭き取ってから熱湯をかけて臭みを抜きます。大根は2.5cm厚さの半月切りにしましょう。

鍋に大根を下に敷き、その上にブリをのせます。だし汁200ml、酒大さじ4、醤油大さじ3、みりん大さじ3、砂糖大さじ2、生姜を入れて加圧10分。減圧後にフタを開け、煮汁を少し煮詰めれば、大根がべっ甲色に輝く絶品ブリ大根の完成です。

◆ワンポイントアドバイス

魚料理を圧力鍋で作るときは、魚の身が崩れやすいため、加圧後の混ぜすぎに注意してください。味を煮詰めるときは、お玉で触らずにスプーンで煮汁を上からすくってかけるようにすると、綺麗な形のまま美しく仕上がりますよ。

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普段のおかずやお弁当に役立つ野菜料理

圧力鍋はごちそう肉料理だけでなく、毎日の副菜やお弁当のおかず作りにも大活躍してくれます。根菜類や乾物が驚異的なスピードで柔らかくなり、だしの味が奥までしっかり浸透します。

短時間で味が染みる筑前煮と煮しめ

根菜がゴロゴロ入った筑前煮は、火が通るのに時間がかかる代表格のおかずですよね。圧力鍋なら、根菜の歯ごたえを心地よく残しながら、芯まで出汁を染み込ませることができます。

鶏もも肉、乱切りにしたレンコン、ごぼう、にんじん、里芋、こんにゃく、椎茸を用意します。鍋にごま油を熱して鶏肉と根菜を軽く炒め、全体に油が回ったらだし汁150ml、醤油大さじ2.5、みりん大さじ2、酒大さじ2、砂糖大さじ1.5を加えます。

フタをして加圧時間はわずか3分から4分。圧力が抜けたらすぐにフタを開け、いんげんやキヌサヤなどの青味を加え、強火でサッと水分を飛ばしながら照りを出します。根菜が煮崩れず、中までしっかり味が染みた筑前煮が短時間で作れますよ。

甘みが引き立つかぼちゃのそぼろ煮

普通の鍋だと煮崩れしやすいかぼちゃも、圧力鍋の短時間加圧ならホクホク感を残したまま均一に熱を通せます。

かぼちゃ(400g)は一口大に切り、面取りをしておきます。鍋に鶏ひき肉100g、だし汁150ml、醤油大さじ2、みりん大さじ2、砂糖大さじ1を入れてよく混ぜ合わせ、ひき肉をほぐしてからかぼちゃの皮を下にして並べ入れます。

加圧時間はたったの2分。ピンが落ちたらフタを開け、水溶き片栗粉を回し入れて全体にとろみをつけます。かぼちゃの自然な甘みが引き立ち、冷めても美味しいのでお弁当の隙間埋めにも重宝しますね。

戻し時間不要で作るふっくら五目豆

乾燥大豆を使った煮豆は、前日から水で戻すのが一般的ですが、圧力鍋を使えばその手間すら省くことができます。

乾燥大豆(1カップ)を洗い、鍋に水3カップと一緒に入れてフタをします。加圧15分で火を止め、自然放置するだけで、ふっくらと柔らかい茹で大豆に戻ります。

茹で汁を少し残して捨て、細の目切りにした人参、ごぼう、こんにゃく、椎茸、昆布と調味料(醤油、みりん、砂糖、だし汁)を加え、今度はフタを開けたまま落とし蓋をして弱火で10分ほど煮含めるだけです。市販のパウチ食品とは比べ物にならないほど、大豆の風味が豊かに仕上がりますよ。

乾物・豆類の加圧ポイント

大豆などの豆類は煮汁が泡立ちやすいため、鍋の容量の「3分の1以下」の量で調理するのが鉄則です。豆類専用の落とし蓋や内蓋が付属している場合は必ず使用しましょう。

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炊飯やスープも美味しい万能活用術

煮込み料理以外にも、圧力鍋には素晴らしい活用法がたくさんあります。特にごはんの炊飯や具だくさんスープは、一度試すと炊飯器や普通のお鍋には戻れなくなる便利さです。

もっちり仕上がる白米と玄米の炊き方

炊飯器をセットし忘れた朝でも、圧力鍋があれば加圧3分から5分でピカピカのごはんが炊き上がります。高圧で加熱することでデンプンがしっかり糊化し、もっちりとした甘みの強いごはんに仕上がりますよ。

お米の種類水加減の目安加圧時間蒸らし時間
白米(2合)水 400ml(米と同量〜1.1倍)弱火で3〜5分自然減圧(約10分)
玄米(2合)水 500〜600ml(米の1.3〜1.5倍)弱火で15〜20分自然減圧(約15分)

特に玄米は、普通の炊飯器だとボソボソしがちですが、圧力鍋で炊くと外皮がプチッと弾けて中が驚くほどモチモチになります。玄米特有の食べにくさが全くなくなるので、健康のために玄米食を続けたい方には本当におすすめです。

野菜の甘みが溶け込むポトフと豚汁

大きめにカットした野菜をたっぷり食べるスープ料理も、圧力鍋の独壇場です。

キャベツを芯ごと大きく4等分し、玉ねぎは半分、人参は乱切り、じゃがいもは丸ごと鍋に入れます。ソーセージやベーコン、固形コンソメ1個、塩コショウ、水300mlを注いで加圧5分。たったこれだけで、スプーンがスッと入るほど柔らかいポトフが出来上がります。

野菜から驚くほど甘い出汁が出るため、スープの素は控えめで十分です。豚汁の場合も、根菜とお肉をサッと炒めて出汁を入れて加圧3分。圧力が抜けてからお味噌を溶き入れれば、何時間も煮込んだような深いコクが生まれますよ。

離乳食や介護食に役立つペースト作り

圧力鍋は、離乳食の初期・中期や介護食作りにも絶大な威力を発揮します。

人参、大根、かぼちゃ、さつまいもなどを大きめに切って少量の水と一緒にかご(蒸し皿)にのせ、加圧5分から8分。取り出した野菜は、指先で軽く押すだけで崩れるほどトロトロになっています。

フォークの背やマッシャーで簡単に滑らかなペースト状に潰せるので、裏ごしの手間が劇的に減りますよ。まとめて作って小分け冷凍しておけば、日々の離乳食作りがぐっと楽になりますね。

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圧力鍋料理で失敗しないための注意点

何でも美味しく作れる圧力鍋ですが、構造上の特性ゆえに「やってはいけないNGルール」が存在します。事故を防ぎ、美味しく仕上げるためのポイントをしっかり頭に入れておきましょう。

入れてはいけない危険な食材と調味料

圧力鍋には、絶対に加圧調理してはいけない食材があります。蒸気ノズルや安全弁を塞いでしまい、内部の圧力が抜けなくなって大変危険だからです。

加圧調理で絶対に使ってはいけないもの

・重曹や多量のベーキングパウダー(急激に発泡してノズルを塞ぐ)
・カレールー、シチューのルー、水溶き片栗粉(粘度が高く吹きこぼれる)
・多量の油(高温になりすぎて危険)
・多量の練りごまや落花生などのペースト類

粘り気のあるルーやとろみ付けの片栗粉は、必ず「加圧が終わり、フタを開けてから」溶かし入れるように徹底してくださいね。

水分量の調整と吹きこぼれを防ぐ目安

圧力鍋は調理中に蒸気がほとんど外へ逃げないため、普通の鍋と同じ感覚で水を入れると、味が薄まったり煮汁が余りすぎたりしてしまいます。

基本的に、煮物を作る際の水加減は「通常のレシピの半分から3分の2程度」で十分です。また、食材から水分がたくさん出る玉ねぎやトマト、大根などを使うときは、さらに水を控えめに設定するのが上手に仕上げるコツですよ。

鍋の内側にある「最大調理量線」を絶対に超えないことも重要です。特に豆類は煮汁が泡立ってノズルに届きやすいため、必ず「豆類線(深さの3分の1)」を守ってください。

急冷と自然放置の正しい使い分け

加圧が終わった後の「減圧方法」には、火を止めてそのままピンが落ちるのを待つ「自然放置(自然減圧)」と、鍋に水をかけたり蒸気排出弁を使ったりする「急冷」の2種類があります。

豚の角煮、牛すじ、骨付き肉、魚、玄米など、時間をかけてじっくり熱を通したい料理は「自然放置」を選びます。余熱でさらに柔らかくなり、味が奥まで染み込んでいきます。

逆に、緑色の野菜やじゃがいもなど、火が通り過ぎると煮崩れたり色が悪くなったりする食材は、加圧時間を短く設定して「急冷」で一気に圧力を下げるのがベストです。料理の性質に合わせて使い分けてみてくださいね。

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圧力鍋の選び方とお手入れの基本

これから圧力鍋の購入を検討している方や、久しぶりに買い替えたいという方に向けて、使いやすいお鍋の選び方とお手入れのコツをまとめました。

家族構成に合わせた容量と材質の選び方

圧力鍋のサイズ選びは、「家族の人数+1リットル」が一般的な目安とされています。一人暮らしや2人暮らしなら2.5〜3.0L、3〜4人家族なら4.0〜4.5L、5人以上の大家族や作り置きをたくさんしたいなら5.5L以上のサイズが扱いやすいですね。

材質は主に「ステンレス製」と「アルミニウム製」、そして両方を組み合わせた「多層構造」があります。保温性が高く頑固なお肉を煮込むならステンレス、軽くて熱伝導の早さを重視するならアルミ、両方のいいとこ取りを狙うなら全面多層鋼がおすすめです。

最近は、火加減や加圧の調整をすべて全自動でやってくれる便利な製品も増えています。ライフスタイルに合わせて、ガス火やIHでサッと使える軽量なステンレス製圧力鍋を選ぶか、ボタン一つでほったらかし調理ができる電気圧力鍋の人気モデルを選ぶか検討してみると良いですね。

パッキンとノズルの正しい洗い方と保管

圧力鍋を長く安全に使い続けるためには、使用後のお手入れが欠かせません。

使った後は毎回、フタからゴムパッキンを取り外して中性洗剤で綺麗に洗いましょう。油分や調味料が残っていると、パッキンの劣化が早まり密閉性が落ちてしまいます。

フタの中央にある蒸気ノズルは、光にかざして穴がしっかり通っているか確認してください。もし食材カスが詰まっていたら、付属の掃除ピンや竹串などで丁寧に取り除きます。

保管するときは、ゴムパッキンの弾力を保つため、フタをきっちり閉めずに逆さまにして鍋の上に重ねておくのが長持ちさせる秘訣ですよ。万が一蒸気が横から漏れるようになったら、パッキンなどの交換用消耗パーツを取り寄せて定期的に交換しましょう。

圧力鍋レシピに関するよくある質問(FAQ)

Q1. クックパッドなどの人気レシピを圧力鍋用にアレンジする際の水分量はどうすればいいですか?

A. 一般的なお鍋のレシピをアレンジする場合、煮汁の水分量を元のレシピの「半分から3分の2程度」に減らすのが基本です。圧力鍋は調理中に蒸気が蒸発しないため、同じ水分量で作ると味がぼやけてしまいます。調味料の割合はそのままで全体の水分を減らし、加圧後にフタを開けて煮詰めることで味の濃さを調整してください。

Q2. 圧力鍋で調理するとお肉がパサついて硬くなってしまうのはなぜですか?

A. 主な原因は「脂身の少ない赤身肉を過剰に加圧したこと」または「加圧後に急冷して肉汁を一気に逃してしまったこと」が考えられます。角煮などの煮込みには脂身が適度にあるバラ肉やすね肉を選び、加圧後は無理に急冷せず、自然に圧力が抜けるまで待つことで、肉汁が落ち着いてしっとり柔らかく仕上がりますよ。

Q3. 加圧中にピンから蒸気や煮汁が漏れてくる場合の対処法はありますか?

A. まず火を止めて自然減圧し、完全に安全ピンが下がってからフタを開けて確認してください。パッキンが裏表逆になっていたりズレていたりしないか、パッキンやフタの溝に汚れが付着していないか、規定量以上の食材や水分を入れていないかを確認しましょう。パッキンがひび割れて硬化している場合は新しいものに交換してください。

Q4. 普通の圧力鍋と電気圧力鍋では作れる料理や仕上がりに違いはありますか?

A. 基本的に作れる料理に大きな差はありません。ガス火やIHで使う一般的な圧力鍋の方が最高圧力が高いモデルが多く、すじ肉や魚の骨をより短時間で柔らかくするパワーに優れています。一方、電気圧力鍋は火加減の調整や加圧タイマーが全自動なので、キッチンを離れてほったらかしにできる手軽さが魅力です。

Q5. 圧力鍋で作った料理は鍋に入れたまま一晩保存しても大丈夫ですか?

A. 調理後はできるだけ早く別の保存容器やタッパーに移し替えるのがおすすめです。料理に含まれる塩分や酸によって鍋の内側が傷んだりサビの原因になったりすることがあります。また、パッキンに料理の匂いが強く移ってしまうのを防ぐためにも、粗熱が取れたら速やかに移し替えて鍋を洗浄しましょう。

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毎日の献立を圧力鍋で豊かに

圧力鍋は、使い方と注意点の基本さえ一度覚えてしまえば、決して怖いものでも難しいものでもありません。

角煮や牛すじ煮込みといったごちそうメニューはもちろん、毎日の副菜、お弁当用の常備菜、もっちりしたごはんの炊飯まで、本当に幅広く毎日の食卓を支えてくれます。

調理時間をグッと短縮できるだけでなく、食材本来の栄養素や美味しさを最大限に引き出してくれるのが最大の魅力です。最初は失敗の少ない豚の角煮や手羽先の煮物など、定番のレシピから気軽に挑戦してみてくださいね。

使いこなせる料理がひとつずつ増えていくたびに、「本当に買ってよかった!」と実感できるはずですよ。あなたの毎日のごはん作りが、圧力鍋でもっと楽しく、美味しい時間になりますように。