こんにちは。「まないたの・・・」運営者の「mana」です。
セラミック包丁に興味があるけれど、実際のところどうなんだろう?
セラミック包丁のメリットやデメリットについて知りたいのはもちろん、ステンレスと比べて欠けやすいのか、切れ味が落ちた時の研ぎ方はどうするのか、気になりますよね。
京セラなどの有名メーカー品から100均で買えるものまで価格帯も幅広く、どれくらいの寿命なのか、正しい使い方があるのか、迷うポイントも多いかなと思います。
mana自身も、あの軽さと錆びない点に惹かれて使い始めましたが、最初は戸惑うこともありました。
この記事では、セラミック包丁のメリットとデメリットを、manaの視点も交えながら分かりやすく整理していきますね。
- セラミック包丁のすごいメリット
- 知っておきたいデメリットと注意点
- 具体的なお手入れ方法(研ぎ方)
- おすすめな選び方
セラミック包丁のメリット、デメリットを全解説

まずは、セラミック包丁が持つ良いところ(メリット)と、ちょっと苦手なところ(デメリット)を、項目ごとに詳しく見ていきましょう。
特性を知ることが、上手に付き合う第一歩ですね。
驚きの切れ味はどれくらい続く?
セラミック包丁を初めて使った時、manaが一番びっくりしたのはやっぱり「切れ味」でした。
トマトや鶏皮なんかも、スッと刃が入っていく感覚は気持ちいいですよね。
この鋭い切れ味が、金属製の包丁よりも長持ちしやすいのが、セラミック包丁の大きなメリットだと思います。
金属の包丁、特に鋼のものは、使ったら割とすぐに切れ味が落ちてくる感覚がありますが、セラミックは本当に「あれ、まだ研がなくて大丈夫かも?」という期間が長いんですよね。
ファインセラミックスという非常に硬い素材でできているからだそうです。
ただし、「永遠に切れ味が続くわけではない」という点は注意が必要かも。
manaも使っているうちに「あれ、最初ほどの感動が…?」と感じる瞬間は来ました。
使う頻度や切る食材にもよりますが、切れ味が落ちてきたなと感じたら、それが研ぎ直しのサインですね。
それでも、金属の包丁のように「月に一度は研がないと!」みたいな切迫感がないのは、ズボラなmanaにとってはすごく助かってます。
錆びない、金属臭がしない利点

錆びない、金属臭がしない。
これ、manaがセラミック包丁を愛用している大きな理由の一つです!
セラミックは陶器の仲間なので、絶対に錆びません。
金属の包丁、特に鋼(はがね)のものは、洗った後に水気を拭き取るのをちょっとサボると、すぐ赤茶色いサビが出てきて「あーっ!」ってなりますよね…。
ステンレスでも、もらい錆びがあったりします。
でもセラミックならその心配が一切なし。お手入れがすごく楽です。
もう一つの嬉しいポイントが、「金属臭が食材に移らない」こと。
リンゴやレタスを切った時に切り口が変色しにくいですし、お刺身やフルーツを切った時も、金属のイヤな匂いがつかないので、食材本来の風味を邪魔しないんです。
これは料理の仕上がりにも結構影響する、隠れたメリットかなと思います。
特に酸っぱいレモンとかを切るときも、刃が傷むのを気にしなくていいのは気楽でいいですね。
軽くて使いやすいのは本当か

はい、これは本当です。
金属の包丁と持ち比べると、その差は歴然。
「え、おもちゃ?」って思うくらい軽いモデルもあります。
この軽さのおかげで、長時間お料理していても手が疲れにくいんですよね。
千切りとかみじん切りをたくさん作るときは、本当に助かります。
手首への負担が少ないので、力の弱い方や、ご高齢の方にも使いやすいんじゃないかなと思います。
ただ、逆に言うと「包丁の重みで切る」という感覚に慣れている人にとっては、ちょっと物足りないというか、頼りなく感じるかもしれません。
カボチャみたいな硬いものを切る時は、ある程度の重さがあった方が切りやすい場面もありますしね。
軽さのメリット
- 長時間の作業でも手が疲れにくい
- 手首への負担が少ない
- 取り回しが楽(洗う時とか)
軽さのデメリット(かも?)
- 重みで切りたい人には物足りない
- 硬い食材には力が入りにくい感覚がある
manaは、メインの三徳包丁はステンレスで、ペティナイフやサブの包丁としてセラミックの軽いものを持つ、という使い分けもアリだなと思ってます。
セラミック包丁は欠けやすい?

さて、ここがセラミック包丁の最大のデメリットであり、購入を迷う一番のポイントかもしれません。
結論から言うと、「金属の包丁に比べて欠けやすい」です。
セラミックは「硬い」のですが、金属のような「しなり」や「粘り」がありません。
例えるなら、金属が粘土なら、セラミックはガラスに近いイメージかも。
だから、横からの力や衝撃にすごく弱いんです。
セラミック包丁で絶対やっちゃダメなこと
- かぼちゃの硬い部分、冷凍食品、骨付き肉、カニの殻などを切る
- 刃をこじる、ひねるような使い方(アボカドの種を取る時とか)
- 高いところから落とす
- 硬いまな板(ガラス製など)の上で強く叩きつける
manaも一度、シンクに落としそうになってヒヤッとしたことがあります…。
刃先がポロッと小さく欠けてしまうと、もう研ぎ直しではなかなか元に戻せません。
この「欠けやすさ」さえ理解して、柔らかい食材専用と割り切って使えば、これほど便利な包丁もないんですけどね。
この特性は、購入前に絶対に知っておくべきデメリットです。
※包丁の取り扱いには十分注意し、無理な力を加えないでください。
万が一刃が欠けた場合は、破片が食品に混入しないよう注意し、使用を中止してください。
研ぎ方は?専用シャープナー必須
切れ味が長持ちするセラミック包丁ですが、いつかは切れ味が落ちてきます。
その時、「さあ研ごう!」と思っても、一般の金属用砥石(といし)やシャープナーは使えないので注意してください。
なぜなら、セラミックは砥石よりも硬いから。
普通の砥石で研ごうとしても、逆に砥石が削れていくだけなんです。
セラミック包丁を研ぐためには、セラミックより硬い「ダイヤモンド砥石」(ダイヤモンドシャープナー)が必須になります。
京セラさんなど、メーカーが専用のシャープナーを販売していることが多いですね。
電動のものや手動のものがあります。
manaはメーカー推奨の手動シャープナーを持っていますが、溝に合わせて数回スライドさせるだけなので、金属の包丁を砥石で研ぐよりはずっと簡単です。
セラミック包丁の研ぎ方まとめ
- 研ぐ頻度は金属より少なくてOK(切れ味が落ちたと感じたら)
- 必ず「ダイヤモンドシャープナー」を使う
- メーカー専用品を使うのが一番安心
- 普通の砥石は絶対NG!
メーカーによっては「研ぎ直しサービス」(有料)を提供している場合もあるみたいなので、自分で研ぐのが不安な方は、そういうサービスを利用するのも手ですね。
購入前にアフターサービスもチェックしておくと安心かも。
食洗機はOK?お手入れ方法
錆びないというメリットがあるので、基本的なお手入れはすごく楽です。
使ったら、食器用の中性洗剤で普通に洗って、水気を拭き取って乾かすだけ。
金属包丁のように「すぐに拭かないと!」と神経質にならなくていいのは本当にありがたいです。
じゃあ「食洗機は使えるの?」という点ですが、これは「製品によるけど、manaは非推奨」というのが正直なところです。
商品によっては「食洗機対応」と書かれているものもあります。
でも、セラミック包丁の弱点は「衝撃」ですよね。
食洗機の中で、他のお皿やカトラリーとカチカチとぶつかってしまうと、刃が欠けるリスクがどうしても高くなると思うんです。
せっかくの切れ味を損なったら悲しいので、manaは食洗機対応と書かれていても、基本的には手でサッと洗うようにしています。
軽いし汚れも落ちやすいので、手洗いでも全然苦にならないですよ。
漂白剤が使える製品が多いのも、衛生面で嬉しいポイントですね。(※ご使用の製品の取扱説明書を必ずご確認ください)
セラミック包丁のメリットとデメリットから選ぶ

メリットとデメリットが分かったところで、じゃあ実際にどんな包丁を選んだらいいんでしょうか?
100均のものから有名メーカー品まで、manaなりの選び方のポイントをまとめてみますね。
100均のセラミック包丁の評価
最近では100均でもセラミック包丁を見かけるようになりましたよね。
「セラミックってどんな感じ?」「あの軽さを試してみたい」という方が、お試しで買ってみるのには、すごく良い選択肢だと思います。
ただ、やっぱり価格相応というか、有名メーカー品と比べると、セラミックスの密度や焼き方(?)が違うのか、切れ味の持続性や、刃の欠けにくさには差があるかな、というのが正直な感想です。
ハンドル部分の作りも、比べるとちょっと簡易的な感じはしますね。
すぐに欠けてしまったり、切れ味が落ちて「やっぱりセラミックってダメじゃん」となってしまうのは勿体無い気もします。
manaとしては、「お試し」と割り切るか、もしくは果物ナイフみたいな小さなサイズから試してみるのが良いかなと思います。
本格的に料理で使いたい!と思うなら、最初からある程度の品質のものを選んだ方が、結果的に満足度は高いかもしれません。
100均セラミック包丁の立ち位置
- 「軽さ」や「感覚」を試すのには最適
- 切れ味の持続性や耐久性は期待しすぎない方が良いかも
- メインで長く使う包丁を探しているなら、メーカー品がおすすめ
あくまでmanaの個人的な見解なので、参考程度に聞いてくださいね。
中には「100均ので十分!」という方もいらっしゃると思います!
京セラなど人気メーカー比較
セラミック包丁といえば、やっぱり「京セラ(KYOCERA)」さんの名前が真っ先に浮かびますよね。
manaも京セラさんのものを使っています。
セラミック包丁のパイオニア的な存在だけあって、ラインナップがすごく豊富です。
カラフルでキッチンが明るくなるようなモデルから、ちょっと高級感のある黒い刃(ブラックブレード)のモデル、握りやすさにこだわったハンドル形状のものまで、選ぶ楽しさがあります。
専用のシャープナーや、研ぎ直しサービスが充実しているのも、大手メーカーならではの安心感ですね。
他にも、日本製のセラミック包丁を作っているメーカーさんはいくつかあります。
選ぶときは、デザインや軽さも大事ですが、「専用のシャープナーが手に入りやすいか」「研ぎ直しサービスはあるか」といった、買った後のメンテナンス性も一緒にチェックするのがおすすめです。
メーカーによってセラミックスの配合や技術も違うみたいなので、切れ味の持続性にも差があるかもしれません。
信頼できるメーカーの製品を選ぶのが、長く愛用するコツかなと思います。(※購入の際は、各メーカーの公式サイトなどで最新の情報をご確認ください)
セラミック包丁の寿命は?

「この包丁、いつまで使えるの?」というのは気になるところですよね。
金属の包丁は、ちゃんとお手入れすれば10年、20年と使えると言われますが、セラミック包丁の寿命は「使い方次第」というのが一番近い答えかもしれません。
一般的な目安としては「数年程度」と言われることもありますが、これはあくまで目安です。
一番の寿命の分かれ目は、やはり「欠け」です。
硬いものを切ったり、落としたりして大きな刃こぼれを作ってしまうと、その時点で使用が難しくなってしまいます。
逆に、柔らかい食材専用として大事に使っていれば、切れ味が落ちてもダイヤモンドシャープナーで研ぎ直すことで、かなり長く使えるはずです。
manaの感覚では、買い替えのタイミングは以下の2パターンかなと思います。
セラミック包丁の買い替えサイン
- 研いでも修正できないような大きな刃欠けができた時
- 専用シャープナーで研いでも、切れ味が戻らなくなった時
錆びたりはしないので、見た目があまり変わらないのも特徴ですね。
いかに「欠けさせないか」が、セラミック包丁の寿命を延ばす最大のポイントです。
使い方で注意すべきポイント

セラミック包丁のメリットを最大限に活かし、デメリットである「欠け」を防ぐために、manaが普段から気にしている使い方のポイントをまとめますね。
1. 切る食材を選ぶ
これが一番大事です。
かぼちゃ、冷凍食品、骨、カニの殻、とうもろこしの芯など、硬いものは絶対に切らないこと。
これらは迷わずステンレスの包丁を使いましょう。
セラミックは「柔らかい食材専用」と割り切るのが吉です。
2.「こじる」動作は厳禁
刃を横方向にひねる力(こじる力)に非常に弱いです。
アボカドの種をグリっと取ったり、チーズを切り分ける時にひねったりする動作はNG。
刃が横に折れる(欠ける)原因になります。
3. まな板を選ぶ
包丁の刃先が当たる「まな板」も重要です。
木製やプラスチック(樹脂)製の、刃当たりが柔らかいまな板を使いましょう。
逆に、ガラス製や大理石、硬いセラミック製のまな板の上で使うと、刃がすぐに欠けてしまう可能性があるので避けた方が無難です。
まな板の選び方については、素材別まな板のメリット・デメリットの記事でも詳しく紹介しているので、よかったら参考にしてみてくださいね。
4. 保管場所に気をつける
シンクに落としたり、包丁立てで他の金属製のものとぶつかったりしないよう、保管場所にも少し気を使うと安心です。
専用のケースに入れるか、ぶつからないスタンドに立てるのがおすすめです。
セラミック包丁のメリット、デメリットと選び方
最後に、セラミック包丁のメリット、デメリットと選び方について、manaなりにまとめてみますね。
ここまで読んでいただいて、セラミック包丁が「万能包丁」ではなく、「得意・不得意がハッキリした包丁」だということが伝わったかなと思います。
セラミック包丁のまとめ
| メリット | ・切れ味が良く、それが長持ちする ・軽い!手が疲れにくい ・錆びない、お手入れが楽 ・金属臭が食材に移らない(風味を損なわない) |
|---|---|
| デメリット | ・衝撃や横からの力に弱く、欠けやすい ・硬い食材には一切使えない ・研ぐのに専用のダイヤモンドシャープナーが必要 |
これらの特性を考えると、manaは「メインの1本目」としてよりは、「サブの2本目」として持つのがすごくおすすめだと感じています。
例えば、ステンレスの三徳包丁をメインに使いつつ、フルーツやトマト、お刺身のサク、鶏肉の筋切りなど、「軽さ」や「匂い移りのなさ」を活かしたい場面でセラミックのペティナイフや小型包丁を併用する、といったスタイルです。
これなら、硬いものを切るストレスもなく、セラミックの良さだけを存分に味わえると思いますよ。
あなたの包丁選びの参考になれば嬉しいです!

